概要
日本を代表する映画俳優で、映画プロデューサーであり、本名は高橋照一(たかはしてるいち)。(1902年〈明治35年〉12月8日 - 1980年〈昭和55年〉10月21日)
戦前期から活躍していた時代劇スターの一人で、300本以上の映画に出演し、「アラカン」の愛称で親しまれ、同時代の時代劇スターである「阪東妻三郎」 「大河内伝次郎」 「片岡千恵蔵」 「市川右太衛門」 「長谷川一夫」とともに、「時代劇六大スタア」と呼ばれていた。
その中でも当たり役だったのが、『鞍馬天狗』シリーズの鞍馬天狗役と『右門捕物帖』シリーズのむっつり右門役で、鞍馬天狗は40本、右門捕物帖は36本のシリーズが存在する。
また、戦後に主演した新東宝の『明治天皇と日露大戦争』では、俳優の中で初めて天皇を演じて話題となり、本作では「明治天皇」を演じた。
その後の作品では「神武天皇」や「仁徳天皇」も演じ、戦後の日本映画界で唯一、古代の天皇を演じた俳優としても有名である。