田村正和

たむらまさかず

たむらまさかず

概要

概要

1943年8月1日、京都府京都市右京区に生まれる。

父は阪東妻三郎、一番目の兄田村高廣と弟田村亮（ロンブーではない）も同じく俳優である。父が大物俳優であった事から撮影所のスタッフから｢若｣と呼ばれていた事もあるらしい。

私生活では1970年に3歳年上の一般人女性と結婚し、一女を授かる。しかしそれ以外のプライベートはインタビューで垣間見えることはあれどほとんど公にはせず、また公共の場での飲食も一切しなかった。

独特な声質と立ち居振る舞いを持っており、時代劇からトレンディドラマまで幅広いジャンルで主演を務め、代表作も数多い。

特に1994年放送の刑事ドラマ『古畑任三郎』シリーズの古畑任三郎役は本人も認める程の当たり役となり、10年以上続く人気作となった。

2017年2月、『眠狂四郎 The Final』に出演。その際に自身の演技に限界を感じ、オンエアすら見る気になれなかったと2018年4月のFRIDAYの取材で語っている。またその発言を以て一部のマスコミで芸能界引退の宣言などと報道されることもあった。

これ以降、ドラマや映画に出演することはなく、上記の眠狂四郎が生前最後の出演作となった。

晩年は自宅周辺を散歩するなど静かな生活を送っていたが、マネージャーとは連絡をとっており「コロナがおさまったら食事に行こう」などと話をしていたという。

訃報

訃報

2021年2月に風邪をこじらせ検査入院。リハビリに励んでいたが同年4月3日16時20分頃、心不全のため東京都港区内の病院で死去。享年79(満77歳没)。葬儀は近親者のみで行われた。

世間に訃報が伝わったのは死去から1ヶ月ほど経った5月18日のことだった。マネージャーも訃報が発表される1週間前まで田村の死去を知らされていなかったという。