概要
初出は漫画「龍虎王伝奇」
古代中国の遺跡から発掘された超機人の一種。雀王機と武王機が合体した姿。
元々は「百邪」と呼ばれる悪魔や妖怪と戦う為に古代人が作り出した半生体兵器だと言われている。自律型思考回路を持ち、単独でも行動出来るが、内部に自らが操縦者と認めた念動力者が乗らなければ、本来の力を発揮できない。
人間の性別を割り当てると、その人格は女性のそれ。
飛行能力を有し、武王機の尾の蛇が変化した「黒蛇刀」と甲羅が変化した「武鱗甲」によって攻守共に隙が無い。
また、雀王機と武王機が合体する位置を変える事で砲撃戦と防御・再生能力に特化した武雀王となる。
メカニックデザインは宮武一貴。
龍虎王伝奇
「機人大戦」と呼ばれるバラルと百邪の戦争が起こった大昔に、同じ超機人である龍虎王と激闘を繰り広げ、深い傷を負って眠っていたが、大英帝国による世界統一を理想とするグリムズ財団の手により修復され、再び龍王機、虎王機と激闘を繰り広げた。
この際、機人大戦の時に負った傷を蒸気機関や特殊阿片で補い、強念者でなくても操縦出来るようになるが、この際の雀武王は古傷の痛みに耐えながらも自分の意思とは関係なく戦わされていた状態であり、龍虎王との戦いでは龍虎王に自らを倒すように懇願していた。
その後の真・龍王機(応龍皇)戦では、魂だけの状態となりながらも龍虎王に黒蛇刀と武鱗甲を貸し与えている。
また、武鱗甲は反射武鱗甲として鱗のように分離してあらゆる攻撃を反射したり、積層させて攻撃を受け止められるようになっている。
この時のパイロットはジェイペズ・グリムズ(アーチボルド・グリムズの祖先)とその執事のオットー。
スーパーロボット大戦αシリーズ
名前のみの登場。
第3次αのクスハルートでは龍虎王伝奇の時と同じく、魂だけの状態になりながらも龍虎王と共に、孫光龍が操る真・龍王機に苦戦していたクスハ達に四神の力を与えて、真・龍虎王を誕生させた。
スーパーロボット大戦OGシリーズ
第2次OGよりユニットとして登場。
バラルの技術によってより本来の姿に近い形で修復され、バラルの仙人である夏喃潤、泰北三太遊が操る。
基本的な能力・武装は過去の姿の時と同じだが、武鱗甲は反射武鱗甲としての機能を失っている。また、朱羽箭(ミサイル)など現在の特機を参考にした武装を装備している。
また、アニメ「ジ・インスペクター」にも回想で登場。その際の姿は龍虎王伝奇のそれである。
上記の通り念動力者が乗らなければ本来の力を発揮できないが、夏喃達は「念」ではなく「術」を使って雀武王を操っており、また仙術を使って機体の能力を増幅させている。
なお、初出である龍虎王伝奇では複数人の念動力者の魂を超機人に注入する事で素質が無い者でも一定期間魂を吸われずに済む「魂力筒」などのガジェットが存在している。
スペック
分類:四神の超機人
全高:50.5m
重量:160.8t
動力:五行器
装甲:護符
所属:バラル
武装
朱羽箭
朱羅剣
武鱗甲
黒蛇刀
必殺技
武王猛突
黒蛇刀・三千斬
黒蛇刀・五行獄
黒蛇刀・五行烈斬