「霹靂孔雀令」とは、霹靂布袋戲で素還真が登場するシリーズの第4作目である。1989年11月開始で、全10集。
作品解説
概要
中原に「孔雀令」という矢文が現れ、孔雀王朝をはじめとする北域の人間が中原に干渉するようになる。
初めの数集が孔雀王朝の説明に費やされ、秦假仙以外のレギュラーメンバーがなかなか登場しないため、「霹靂至尊」からの展開の変化に戸惑わされる。しかし、百里飛首の登場や、葉小釵と照世明燈の関係描写等、前後のシリーズときちんと話がつながっている。
主な登場人物
中原一の賢人。しばらく姿を見せない。
素還真のライバル。素還真の剣が腹にささったままになっている。
- 秦假仙
赤鼻の情報屋。狂言回しとして、中原の状況を調べて回る。
- 何三色
孔雀王朝の正統な後継者。暴君である養父に反逆し、孔雀王朝を復興させようとしている。
- 何世宗
何三色の養父。策謀により孔雀王朝を乗っ取るが、何三色に放逐される。
- 五妃
何世宗とともに孔雀王朝を支配していた5人の女性。
- 天吊神
孔雀王朝の天法統。単峰剣の使い手でもある。
- 百里飛首
単峰剣法創始者。指天樹という木に潜んでいる。彼の斬った首は百里を飛び、死んでいるのに口を利く。
- 普九年
太陽盟の軍師。南覇天を金少爺中心に作り変え、さらに勢力を拡大させようとしている。
- 金少爺
太陽盟の若き盟主。普九年には期待されているが、血の気が多く短慮に走りやすい。
- 童顔未老人
中原の北側に住む知謀家。中原を手に入れるため、関係者のクローンや怪物を作っている。
- 半月郎君
南覇天の指導者だったが、太陽盟に追われて童顔未老人の下にいる。南覇天の秘宝「九天神罩」の使い方を知る数少ない人間。
- 照世明燈
手提灯篭が目印の青年侠客。九天神罩を必要としている。
刀狂劍痴の通称で知られる刺客。照世明燈と洞窟で同居している。
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