概要
元々八舞という精霊だった八舞耶倶矢および八舞夕弦が繰ることの出来る巨大な弓矢型天使で、本体である巨大な弓矢及び周囲に展開される暴風からなる領域で構成される。
八舞が2人に分かれた際、天使も2つに分解し、機能も2分化されてしまっており、耶倶矢は右の、夕弦は左の肩から無機質な翼が生え、それを起点に片腕を覆い尽くす手甲が出現、そして2人が力を合わせることにより、2人の翼が変化した弓を起点に霊装が組み合わさり、本来の形態の姿へと戻る。
『天を駆ける者(エル・カナフ)』と呼ばれる矢の先に疾風を纏わせた究極の一点集中攻撃の威力はすさまじく、十香と(ついでに)2人を捕えようとして襲いかかって来たDEMのジェームズ・A・パディントンが繰る空中艦〈アルバテル〉を無数の<バンダースナッチ>諸共いとも簡単に吹き飛ばしてしまう程の威力を持ち、十香の鏖殺公と同等の威力があると推測される。
穿つ者(エル・レエム)
耶倶矢が顕現させる、二つに分かたれた颶風騎士の片割れで、『天を駆ける者』発動時には矢の部分を司る。
その形状は、本体である金属質の右翼と丈を有に超える巨大な突撃槍で、右手甲及び暴風からなる領域で構成されており、耶倶矢の高い身体力を生かした刺突攻撃の威力は壮絶なものと推測される。
縛める者(エル・ナハシュ)
夕弦が顕現させる、二つに分かたれた颶風騎士の片割れで天を駆ける者発動時には弓の弦となる。
その形状は、本体である金属質の左翼と漆黒の鎖の先端に菱形の刃の付いたペンデュラムで、左手甲及び暴風からなる領域で構成されており、相手の攻撃を難なく受け流したり、縛り上げたり、救出する際、相手に絡みつかせて引き上げたりなど柔軟性に特化した能力といえる。
なお、『天を駆ける者』発動時には弓の弦の形へと変形する。