概要
2008年12月19日にミルキーレーベルより発売された18禁ゲームらしき何かであり
魔法少女凌辱ものとしては名作である魔法少女アイシリーズの第三作である。
発売までの経緯
数年前にcolorsの業績悪化などから、魔法少女アイシリーズの権利がcolorsからミルキーレーベルに移ったこともあり、多くのシリーズファンからは3はどうなるのか、という不安が多かった。
流石に同ブランドを代表する作品ということもあってか、colorsの開発スタッフをミルキーレーベルに移籍させてでも開発しようという意向があったようである。
この作品そのものは2004年に既に発表はされていたのだが、発売近くまで情報が一切無かったことからファンの間には不安が広がっていた。
そんな中で発売日が決定しファンも一先ず安心をしていたようである。この時点までは……。
ごらんの有様だよ!
しかしながらフラゲをした人柱から情報が入ると、期待していたファンは絶望に陥りお葬式状態になることとなった。
そのフラゲ情報の一例が以下の通りである。
まず、1~3についてだが、確かにストーリー重視のエロゲというものも世の中には存在する。
泣きゲーなどのようにストーリーが評価された結果、逆にエロシーンは不要とされる作品もあるほどである。
しかしながら上述のように魔法少女アイシリーズは、魔法少女が敗北し触手などで凌辱される、という部分がウリであり、ストーリーもさることながらエロシーンの重要度も高い構図であるのは間違い無い作品である。
そんな中でエロCGなし、特に3の「性器描写さえもない」という状況についてはエロゲという根本を覆している、と言っても良い。
また、2は確かに数枚程度であれば問題無いかも知れない手法であるが、元々CG枚数が少ない中で使い回しがされている、というのは、ユーザーからして馬鹿にしていると言わざるを得ないだろう。
多くのプレイヤーは、セリフももちろんだがイラストで興奮すると考えれば猶更使い回しが多いのは許されないといえる。
4については若干の容量の水増しというのはエロゲであればよく行われる事である。
とはいえ、実際にエロCGが明らかに少ないというのは容量が少ないという以前の問題であり、前述した内容すべてと合わせて購入ユーザーのニーズにそぐわないと言えるだろう。
時期はズレるが2013~14年時点でのネット上のエロゲユーザーコミュニティ(エロゲ版クソゲーオブザイヤー)によれば、この価格帯の標準的なCG枚数は差分を除いて約70~80枚であり、同35枚の作品がその少なさで批判を受けている。
対して本作は使い回し含め10数枚とされている。
これらの惨状にもかかわらず値段は9240円というフルプライス。
そんな中パッケージ裏に書かれていたフレーズの一つ、「ごらんの有様だよ!」というのが、作品の出来の悪さを自虐するかのように書かれており、ネット上でネタにされることとなり、ゆっくりのAAに「ごらんの有様だよ!」と言わせているもの等が出てくる事となった。
そして発売日には早速大幅な値崩れを起こす店も登場、中古ショップでは発売日にもかかわらず買取不可という店も登場する始末となった。
この事態に公式ホームページでパッチの製作が発表されたが、30分もしないうちに告知ページが消滅、再び告知されたがまた消滅と多くのファンが混乱に陥れられる事となった。
後日配布されたアペンドディスク(修正パッチ)によりCGが追加され、エロシーン真っ黒問題は解決した。
しかし他のほとんどの問題は解決しないままであった。
そのことからネットでは魔法少女アイ参の参を惨と改変して魔法少女アイ惨と呼ぶ事もある。
OVAも製作された。
こちらは評価はそれ程高いわけではないがゲームと比べれば断然評価は良い。
余談
2008年のクソゲーオブザイヤーinエロゲー板(KOTYe)の大賞に選ばれた。
だが、実際の所はKOTYをエロゲー板に定着させたきっかけ自体がこのゲームであり、他のエントリー作品は体裁を整えるために選ばれた出来レースであったとされる。