概要
1番最初に生まれた宿命の子。元は魔物ではなく、れっきとした人間である。本名は『ピグマリオン』。600年前死食に唯一生き残った赤子で、当時は母と共に一時のみ神の子として称賛される。
しかし、それも長く続かずガラテアと赤子だったピグマリオンは次期魔王候補として追われ命を狙われ続ける。
(エンペラーズサガでのガラテアのセリフ)
『我が子を想う以上に強い心がこの世にあるでしょうか?愛は決して弱くはありません。』
(インペリアルサガによる河津氏の設定によると後のガラテアは『死星への畏れが形をなしたもので、みんなが描いた死の力の化身』)
だが後に母子共々手の平返しに会い国を追われ、(ロマサガの河津氏の設定によると)死の星ゆかりの場所である洞窟寺院に逃げ込み、信者らに守られながら母を殺された怒りに震え、魔王として覚醒したとされる。死に魅入られ、死の定めを負った宿命の子は、魔王として世界に君臨した。
30才の時自らアビスゲートを開き、四魔貴族をアビスから呼び寄せ屈服させた。
魔王その人の性格は決して悪人ではなく大変な母親想いだが、気まぐれで突発的らしい。
四魔貴族と共に、ロアーヌやメッサーナなど西欧諸国を滅ぼし、首都ピドナの跡地に魔王殿を建設。
その後東方の連合軍から反撃を受けると、その翌年自ら出陣して東方一帯を壊滅させた。
しかしその後行方不明となり、遠征中の負傷が原因で没したと囁かれる。
以後一切の消息はなく、魔王の装備があちこちで見つかるあたり死んだと思われた。
その後は四魔貴族がそれぞれの領域に引きこもってしまい、時代の宿命の子である聖王に各個撃破されアビスへと追い返された。
リマスター版の追加要素として、アビスゲートを四つ閉じた時点で、エピソードシーンが挿入される。
アウナス『五つ目のゲートとは…』
フォルネウス『五魔貴族ということかな?』
ビューネイ『くだらんな』
アラケス『我らだけでは不足と?』
魔王『お前たちを迎えに行くために作ったゲートだ。他の意味はない』
魔王『お前の目的地はここだ。迷わずに進むがいい』
魔王は死んだとされていたが、しかし実は生きており、五個目のアビスゲートを作り、四魔貴族本体を迎えに行くという。SFCでは五つ目のアビスゲートの存在理由は特になく、ラストダンジョンへの入り口以上の役割はなかった。