魔道王国ラドラス
まどうおうこく
古代に魔法の力によって栄華を極めた魔道王国。
現在は竜骨の砂漠の下に封印されており、数百足らずの民が細々と暮らすのみである。
地水火風の4人の巫女は当時の巫女ズゥ、ネイ、ウル、エアの子孫にあたる。
エステル以外の巫女には、それぞれが仕える神殿に行けば会うことができる。
※全員、個別EDと死亡フラグあり
巫女
自分のことをボクと呼ぶ、少年のような印象の少女。
砂漠の民ラドラスの族長であり地の巫女だが、当初は自身に巫女としての自覚は無く、快活で好奇心旺盛な性格もあって、ちょくちょくラドラスを抜けだして冒険者稼業に身を投じている。
最初はボーイッシュな服装だが、巫女として覚醒すると(正確にはラドラスのイベントの後)巫女服に変更になる。条件を満たせば巫女服のまま冒険に連れ出す事も可能。
ウルカーンで火の精霊神に仕える巫女。
ほとんど感情をあらわすことのない女性だが、それには闇の神器と関係したある理由が隠されている。
PS1版では必ず死亡してしまうが、PS2版では特定の条件を満たせば生存させる事が可能になり、また専用エンディングも追加された。更にPSP版では仲間にできるようになった。
風の精霊神に仕える巫女。同時にエルズの支配者でもある。
強力な魔法の使い手で、千里眼の能力を使い天地千年の未来を見通すことができる。
初代エアの時代から単性生殖によって子孫を残し、記憶も受け継がせてきた。
見た目は子供だが中身が大人なのはそのためである。ストーリーの進め方次第では、魔法で子孫をのこすことに疑問を感じるようになる。
PS2版以降では男性主人公限定で単独エンディングも追加された。
アキュリュースで水の精霊神に仕える巫女。極めて穏やかで優しい心の持ち主で、水の妖精ミズチと会話することができる。
水の精霊神に仕える身ではあるが、妄信してはいない。
PS2版以降では単独エンディングも追加された。
物語後半、シャリの策謀によって巫女4人が拉致され、ラドラス浮上に利用される。
主人公の行動で展開は大きく変わり、ボスを倒してラドラスを不時着させる事が出来れば巫女達を救出できる(エステルは特別)。或いはラドラスの浮上自体を阻止する展開もある。
イベントで失敗したり、放置した場合は竜王によってラドラスは撃墜され、4人とも死亡してしまう。
タイムアタックに失敗した場合は巫女たちは主人公たちだけ脱出させ、墜落するラドラスと運命を共にする。脱出時、親密度が一番高い巫女から別れの言葉を貰う。
また、ラドラス浮上イベントでは随所で親密度が高い巫女の場面が追加される。
特定のキャラがパーティにいる場合は台詞が変化することがある。
人類の争いが続いた古代、神はある民族に魔法を授けて平和をもたらすよう命じた。
そして7人の魔道士が誕生し、世界統一に向かったが、それを望まない竜王により分裂。
ナザールは神聖王国を興すと、ディーヴァとシャロームは先人類の文明をもとに魔道王国ラドラスを建国して対立した。
しかし、次第に先人が残した魔道文明を使えるものが少なくなり、5世紀になると4人の巫女だけになった。
それが発端で、魔道文明を捨てて他国と共存と考える者と魔道文明で他国を滅ぼそうとする者で内部分裂が起こった。
更に神聖王国の侵攻を受け、
水の巫女ネイは、内部争いに行き詰まりを感じ、水の精霊神の座所であるアキュリュースの保護を条件にラドラスを神聖王国に売ってしまう。
風の巫女エアは、民の一部を率いてラドラスを脱出、神聖王国に抵抗しつつ、海を渡りエルズを作った。
火の巫女ウルは、東に向かい、火山地帯にウルカーンを建国した
地の巫女ズゥは、魔道技術を守るため精霊を使って都市を沈めた。こうして砂漠の国ラドラスが誕生した。