曖昧さ回避
肌の状態
鮫の皮のように乾いてざらざらした皮膚のこと。
水の抵抗や水流を受け流すのに適しているらしく、最新鋭の水着などに鮫肌を応用した構造が用いられることがある。これに限らず、動物の能力や外見をモチーフとして効率的な技術やデザインが作られる項目は少なくなく、たとえばザトウクジラの胸鰭の形状を参考にしたファンなどが知られる。
NARUTO
大刀・鮫肌
霧隠れに伝わる特異な力を持った忍刀の一つであり、所有者は霧隠れの精鋭・忍刀七人衆に列することになる。
ナマコやウニの様な見た目と口や舌を持ち、剣というにはあまりにも巨大で寸胴であり、切先も持たないため金棒の様な見た目をしており、アニメでは妙木山の岩宿の大蝦蟇の肉を切断するシーンがあったものの、原作で判明している限りは切れ味自体は優れてはいない。
その実態は、斬るのではなく、対象の肉やチャクラを削り食らう刀である。しかし、トゲや刃を刃身や柄から出したり、自身に溜め込んだチャクラを他者に与えたり、「足」を生やして移動したり、持ち主と同化することも可能。同化した持ち主は、鮫人間の様になったり、ゴキブリかフナムシの形態になって高速移動ができる。
また、口の中に他の武器を収納することもできる。
『BORUTO』では、所有者に対し強制的に融合を行い、意思を乗っ取り暴走する危険性が描写された。
意思を持ち、自身が気に入った存在しか使用者として認めず、認めた相手でも完全に制御しきれていない者を取り込んで暴走してしまう事もある。そのため、気に入ったチャクラの所有者へと寝返ることがある。
そしてそれ相応の感情も持ち合わせており、キラービーが鮫肌を使ってうちはイタチの放った火遁を防御した際には熱がって怒っていた。他にも裏切ったとはいえ、長年の相方だった鬼鮫が自決した際も悲しんでいた。
干柿鬼鮫が霧隠れ所属時に、前任の使用者である七人衆・西瓜山河豚鬼を殺して入手した。
作中でもほとんどは鬼鮫が使用していたが、キラービーとの戦闘中に寝返り、以降はキラービーが所有していた。しかし、鬼鮫は鮫肌の中に潜伏しており、島亀に潜入していた。
鬼鮫死亡以降は『BORUTO』で示されたような暴走もなく、キラービーと楽しそうに戦いを行っていた。その際に上記の説明のようにビーの刀を収納していた。
第四次忍界大戦後は霧隠れに返還されるも、後に鬼鮫の一族である干柿屍澄真によって強奪されたが、屍澄真を取り込んで暴走している。
上述のように刀と呼ぶのはおろか、生物と呼ぶにもあまりに異質かつ厄介極まりない性質を持っており刀で表現するなら妖刀、生物で表現するなら怪物もしくは化け物と呼べる存在であると言える。
余談
- 名前はヒラメカレイと同様に、海洋生物に由来する。というか、七人衆の名前は果物や魚に由来する場合が目立つ。
- その特異的な特徴と能力から、十尾こと神樹から削り作られたのではないかと考察する者もいる。触れただけで対象のチャクラを奪う点が共通しており、尾獣チャクラですらごっそりと削ってしまうことと、外道魔像と同じく鮫肌自体が一種の生命体である事がその理由である。
- ナルコレのバレンタイン仕様の鬼鮫のカードは、スーツを着こなした鬼鮫が鮫肌の口から花束を取り出すというかなりカオスな代物である。