黒潮病とは、オンラインSLG『艦隊これくしょん』のプレイヤーが罹患する精神的な病である。
概説
陽炎型駆逐艦「黒潮」にハートを射抜かれた提督が発症する精神疾患の一種。
黒潮は艦これのサービス開始、そしてプレイ初期から手に入るコモン駆逐艦である。
同じ陽炎型でも雪風のように激レア&即戦力なわけでもなく、主人公気質な陽炎や、駆逐艦離れした気迫を備えた不知火のような目立った個性があるわけでもない。
特型以前の駆逐艦より微々たるステータスにおける優位と、はんなりとした京言葉に近い関西弁が取り柄のちょっと控え目な艦娘である。
しかしこの「平々凡々」ともいえる個性付けが、恐るべき破壊力を秘めていた。
それこそが、この黒潮病である。
症例
黒潮はやや控えめな個性の艦娘である一方、やわらかい関西弁と明るくノリのいい、言い換えれば「親しみやすく和やかな雰囲気」を持っている。
容姿もショートボブの黒髪で、前髪をヘアピンでワンレンにした“どこにでもいそうな”風貌をしている。
この黒潮の特性が、幼馴染や同級生の女友達に憧れるオタk…男心にクリーンヒットしてしまったのである。
前期陽炎型の制服がブレザーと棒タイリボンと、中学生・高校生の制服に似ているのもこの効果に大きな効果をもたらしている。
結果――
- 「黒潮と楽しく登下校したいだけの人生だった……」
- 「黒潮みたいな女の子と楽しい学生生活が送りかった……」
- 「黒潮みたいな幼馴染が隣にいて欲しかった……」
- 「ウッ、クロシオ……!!」
…等々、なかなかにヤヴァい方向にこじらせる提督が続出。
『艦これ』では使い続けることで魅力を発見できるスルメ的な艦娘たちも多く、特に黒潮のような普段から特筆して取り沙汰されない艦娘にそうした評価がされることは多い。
その中でも元気なロリっ娘系が多い睦月型、田舎の女子中学生といった雰囲気の子が多い吹雪型・綾波型、個性的な初春型、垢抜けた風貌の白露型、逆に犯罪臭を感じるほど小学生的な朝潮型などとも違った方向性を見出せるのが黒潮の強みでもある。
そして2018年6月13日に黒潮改二が実装されると、髪がショートボブがミディアムヘアーまで伸び、一段と美人度が増したことで患者を急増させている。
容姿も心なしか垢抜けたが、顔つきは黒潮本来の親しみやすさを残しており、かえってこのコンボが凶悪な威力を発揮している。
提督の皆さま、くれぐれもこじらせ過ぎないようご注意を……。
ウッ、クロシオ…!