概要
妖怪・髪切りと同一の存在とされる髪の毛を急にバッサリと切り落としてしまう妖怪。
早い話が髪切りの別名のようなものだが、その姿は全く異なっており、髪切りが両腕がハサミ状になった河童と天狗を掛け合せたかのような姿をしているのに対し、こちらは歯並びの良い全身が真っ黒で、円らな瞳が可愛い人型の大入道の様な容姿をしているという差異がある。
髪の毛を切る際はこの歯を使って相手の頭髪に噛みついて切り落としてしまうようだ。
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ゲゲゲの鬼太郎における黒髪切り
子供と共にゲゲゲの森で髪の毛を材料にした洋服店『黒髪屋』を営んでおり、初出となる漫画「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪危機一髪」では、ソーセージにされてしまった鬼太郎を垢舐めと共に担架で運ぶ場面で登場した。
次の登場となる「カニ妖怪」ではねずみ男の紹介でやって来た客=アメリカからやって来たカニ妖怪によって妖怪博物館をつくる為の展示品として拉致されてしまうが、その後無事に鬼太郎によって救出された。
アニメでは第4期の第112話で遂に満を持して登場。
こちらの設定では髪の毛を食べて自身の妖力の源とする妖怪で、300年前に猛威を振るった鬼髪を封じ込めるも、いくら悪党とはいえ同じ妖怪仲間を封じ込めた事の負い目を感じており、一度は復活を果たした鬼髪との戦いには否定的だった。
最終的には鬼髪との再戦に挑み鬼太郎たちから髪(ただし子泣きと油すましは眉、そもそも毛が無い一反木綿と呼子は気持ちだけ)を貰って力を付け鬼髪に組み付いて取り込まれた人々を分離した後に自分諸共鬼髪を「清めの炎」で焼き払う様に鬼太郎に頼み、その意を組んだ鬼太郎によって鬼髪と共々焼き払われ、この世から消え去り、消滅するというもの悲しい最期を遂げた。