概要
『ロックマンエグゼ』シリーズの主人公である光熱斗のネットナビであるロックマンEXEは、ただのネットナビではなく、心臓病「H・B・D」によって幼くして命を落とした熱斗の兄、光彩斗の生まれ変わりである。この事についての詳しいことはそれぞれの記事を参照すること。
ともかく、そのような経緯もあり、いつもは「朝だよ、熱斗くん」などと世話を焼くロックマンだが、
重要な局面でのみ、「熱斗」と呼び捨てにし、兄としての顔を覗かせる。
熱斗の方は真実を知ってしばらくの間は彼を「彩斗兄さん」と呼んでいたが彩斗の意思を尊重し、
彼が兄としての顔を覗かせた時だけ呼ぶようになった。
しかし、ロックマンエグゼ6に登場するナビカスプログラム、「ユーモアセンス」をロックマンに組み込み、とある場所で話しかけることで、
「鼻からロングソード」が発動し、熱斗も彩斗兄さんと呼ぶほど必死で止める。
ロックマンエグゼ5ではリベレートミッションにおける彼のオーダーコマンドであっただけに、中々に衝撃的。
発動までの経緯
熱「なぁロックマン、何か面白い一発ギャグ見せてくれよ」
ロ「フフフ、そう来ると思ってとっておきのネタを用意しておいたよ。
ボクたちネットナビは電脳世界ではプログラムを書き換えるだけで
いろんなことが出来るんだ!
見ててよ、この日のために練習してきたこのワザを・・・。」
鼻から ロングソード!!
熱「やめてっ!!彩斗兄さん・・・!!」
と、このように発動する。
そして月日は流れ……
エグゼ6の発売から約18年後の2023年9月25日、NHN PlayArtとドワンゴが共同開発しているソーシャルゲーム#コンパスにて、ロックマンエグゼコラボが開始され、ロックマン.EXE&光熱斗が実装された。
#コンパスには、ホーム画面でキャラクターをタップすることで、複数種類あるリアクションのうちいずれかの反応をランダムでみせるという機能が備わっているのだが、あろうことか上記の一連のやり取りを3Dモデル&フルボイスで完全再現してしまったのである。
発生頻度がその他のリアクションよりもかなり低く設定されているレア演出であることに加え、熱斗が咄嗟にウィンドウで隠し、ロングソードを出しているところをプレイヤーからは見えないようにしたため、彩斗兄さんの尊厳は最低限保たれた。……のだろうか……。
余談になるが、18年近く経ったとはいえキャスト変更などはなく、アニメと同じオリジナルキャストで実装されたロックマンと熱斗。それ自体は喜ばしい事だが、アニメ版では倫理的な問題からか「ロックマン=光彩斗」という設定は事実上なくなっていた。
そのため、熱斗が「彩斗兄さん」とボイス付きで呼ぶのはこれが初めてである。
ちなみに
ユーモアセンスを使うことで、他にも色々なギャグを話すようになる。
例えば、
ロ「ボク、今日ねぐせがひどいから顔見せるの恥ずかしいよ・・・」
熱「そ、そんなの気にすんなよ、顔出しなって!」
ロ「・・・びっくりしないでよ。・・・はい(プログラムくんになってる)」
熱「!!!!」
ロ「ほらね?いつもと髪形が違うでしょ?」
熱「いや、いつもと全部違うから!」
という風に、思わずこれはひどいと思ってしまうようなものも存在する。(というか大半がそうだったりする。)