概要
『ケロロ軍曹』アニメ第73話のサブタイトル名。
原作には収録されていないアニメオリジナルエピソードであり、初の前後編(ABパートのない30分)アニメオリジナルエピソードでもある。
1980年代の世界になってしまった地球を戻そうと奮闘する冬樹が当時の秋と出会う、いわゆるタイムパラドックスストーリー。アニメオリジナルの中でも視聴者から特に人気が高いエピソードであり、「神回」「傑作」とも言われている。
あらすじ
ケロロ小隊と冬樹は、人生が二度あれば銃に落雷が落ちたショックで昭和の時代へとタイムスリップしてしまう。ケロロと冬樹は昭和の時代の町へ見物に出かけるのだが…
(ケロロ軍曹であります。 より)
余談
この話が作られた2ndシーズン自体原作で該当する話や描写が一切ないアニメオリジナルのエピソードが多く、本話もその内の1つ。前後編のストーリーも前シーズンである1stシーズン含めてそこまで多くはなく、せいぜい1シーズンにつき3~4個程度。実を言うとシリアスパート自体もそれ以前あまり多くは作られなかった傾向があり、ある意味で本話はアニメオリジナルのシリアスパートの初の試みと言えるものだった。
そして本エピソードの評判が良かったからか、本話の次である74話でアニメオリジナルの企画『ゲロゲロ30分』が開始され、その後も76話・78話と前後編の完全オリジナルエピソードが急激に増えたことに加えて、アニメオリジナルのシリアスパートも増えるようになった。
なお上記で「初の前後編あるアニメオリジナルエピソード」と説明したが、ストーリーの内容だけで言うなら33話が最初のアニメオリジナルの前後編エピソードであり、厳密にはこの73話が最初というわけではない。ただし33話は原作第66話を基とした改変版(原作該当話の一部描写を取り入れつつアニメ用に変更したオリジナルエピソード)であるため、全編通して完全オリジナルの前後編となったエピソードは本話が初となる。
歴史改変系エピソードは他漫画やアニメでも多く、ケロロ軍曹でもこの話を皮切りに多くなった。
ちなみにこの人生ガ二度アレバ銃と地球の地盤の効果で起こった現象(作中では「ガイア理論の1つ」とクルルが言及した)は、その数十年後となるとある他作品とのコラボイベントで再び拾われることとなる。