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数字の一つ。

1936年(昭和11年)2月26日東京で発生したクーデター未遂事件を意味することが多い。

またこの事件を題材にした1989年映画『226』タイトルでもある。

映画『226』編集

1989年松竹五社英雄監督作品。

二・二六事件を決起した青年将校らの視点で描く大作映画で、事件に参加した河野壽大尉の兄・河野司が監修に当たった。

配給は松竹だが制作はフィーチャーフィルムエンタープライズで、日本で初めて映画ファンドによって作られた作品とされている。

1989年公開ということもあって「昭和の終わり」をテーマとし、決起将校らを含め登場人物が全て実名で登場している。


ストーリー編集

昭和恐慌で貧富の差が拡大する中、皇道派の青年将校らはクーデターにより天皇親政の政権を作ろうと1936年2月26日、雪の降りしきる夜にクーデターを挙行した。

当初は陸軍高官の理解も得てクーデターは成功したかに思われたが、それは事態の収拾を試みた陸軍上層部の時間稼ぎだった。

2月27日に戒厳令が施行され、天皇の御意志が「断固鎮圧」にあると判明して状況は一変。政府は勅命により原隊に戻るよう呼び掛ける。

青年将校たちは原隊に戻ろうとするが、当初は消極的だったが「やるからには逆賊になる覚悟」と決めた安藤輝三は、手のひら返しで原隊に戻ろうとする彼らに怒りを爆発させる。


余談編集

脚本を担当した笠原和夫は本作の出来に不満で、「東映岡田茂さんがプロデュースしていればもっとちゃんとしたものが出来たと思う」と語っている。


鎮圧側が運用していた九二式重装甲車らしき戦車は建設機械を改造して3両が作られた。撮影終了後に一般への売却が試みられたが成立せず、夕張市で「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が開催されたのを記念して市内の花とシネマのドリームランドに2両が寄贈された。

2008年に同施設の閉鎖に伴い解体・撤去されている。

残る1両は栃木県那須郡那須町の那須戦争博物館に保存されている。


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