曖昧さ回避
5号ライダーとは、
概要
仮面ライダーが複数登場する平成ライダーにおいて、サブライダーが多数登場することも少なくない。その中でも主役ライダーを1人目にした際5人目にあたる仮面ライダーが、3号ライダーや4号ライダーに則り「5号ライダー」と呼称される。
とはいえ、ここまで来るとほとんどの場合多人数ライダー作品であることが前提となってくる。
更に4号以降だと変身者の初登場、物語の立ち位置、ライダーに変身した順番がますます複雑になっているため、明確な「5号ライダー」というより「4号以下のサブライダーの1人」としての扱いの方が多い。
もちろん何事にも例外はあり、5号ライダーであってもダークライダー枠ならば「4号以下のサブライダーの1人」のような小粒な扱いにはならず、むしろ主役や2号を食いかねない厚い待遇を受けることもある。
ゲンム、エボル、滅がその好例と言える(奇しくも全員、大森敬仁Pの関わる作品に登場したダークライダーである)
一覧
*劇場版やVシネマ限定ライダーといった本編未登場のライダーは☆表記。
各ライダーの詳細
平成ライダー
変身者:不明
本作のラスボスで、『龍騎』においても重要なキャラクター。モチーフは不死鳥・フェニックス。
強キャラとして立ちはだかったものの、TV本編では終始変身者が不明なので変身シーンが存在せず、アドベントカードもほとんど使わなかった為、基本格闘戦のみで戦っていたが、『RIDER TIME 龍騎』にて、いずれの要素も16年越しに初披露した。その他にも裏設定で示されていた要素も一部披露された。
強化フォームは存在しない……と言うか常時サバイブのカードを使用しているので必要ない模様。
変身者:矢車想
バッタモチーフのライダー。パンチホッパー/影山瞬と合わせて、初代ライダーのダブルライダーへのオーマジュとなっている。
元々はZECTの精鋭ゼクトルーパー部隊「シャドウ」のリーダー(初代)であり、ザビーの変身者であったが、ザビーゼクターに見限られて(理由は矢車想の記事を参照)ザビーの資格を失ってしまう。更にその後にシャドウのリーダーとなった影山瞬の罠に嵌められ、事実上ZECTから追放されてしまう。これが1クール終了時での話であり、2クール目には全く登場しなかった。しかし3クール目では好青年だった性格が一転し、見た目も心も強烈にやさぐれた状態で再登場、キックホッパーへ変身する。なお、これ以降は物語の本筋にはあまり関わってこない上に、彼がこうなった経緯もほとんど明かされない。今でもかなり謎の多いライダーである。
ちなみに、他のカブトライダーと違いマスクドフォームない。また『仮面ライダーカブト』本編では設定上可能であるにも関わらずクロックアップさせてもらえなかった。なお、パンチホッパーは『仮面ライダージオウ』でようやくクロックアップを発動したが、こちらでもキックホッパーがクロックアップを発動する事はなかった。
強化フォームは無し。
変身者:城乃内秀保
ドングリモチーフの5号ライダー。鎧武制作発表の際にも同席したが、変身者がしばしストーリーからフェードアウトした為に登場頻度はあまり高くない。しかし、凰蓮に弟子入りした事を切っ掛けに成長し、後半ではめざましい活躍を見せる。
強化フォームはライチアームズ(Vシネマ「鎧武外伝」限定)。
変身者:ハート
Vシネマ「ドライブサーガ」第二弾に登場する、テレビ本編のラスボスであるハートが変身した仮面ライダー。本編終了後になぜか現れたロイミュードを倒す為に変身したが、一度限りの変身でハートの身体は消滅してしまった。モチーフはその名の通りハート。
『ドライブ』は外伝のみの出演となるライダーが多く、ハート以外にもルパン、ダークドライブ、純などが5号の候補たりえる。しかし変身者たるハートがテレビ本編で大活躍していたこと、それに伴う人気の高さゆえか、ファンの間ではハートが5号扱いされることが多い。
(言い換えれば、「ハートは5号」という認識はあくまで非公式の捉え方であることに注意が必要である。例えば公式の仮面ライダー図鑑でもハートはルパンとダークドライブの後に載っており5番目ではない)
強化フォームは無し。
変身者:檀黎斗
主人公が変身する仮面ライダーエグゼイドと瓜二つのシルエットと正反対の色彩を纏ったライダー。その為エグゼイド同様アクションゲームモチーフだが、一部強化フォームはそのエグゼイドと全く似つかない容姿になっている。物語序盤から主人公たちと敵対するが、後半からは(一応)味方として活躍する。
変身者のエキセントリックさもさることながら、「不死性」や「自由に設定可能なスペック」などといったユニークな特殊能力を持つフォーム、そして同作の他のライダーほど派手さを感じない、シンプルかつクールな容姿によりエグゼイドのライダーの中でも高い人気を持つ。
主な強化フォームはゾンビゲーマー レベルX、レベル0系列、ゴッドマキシマムゲーマー レベルビリオン・無双ゲーマー(本編外)。
変身者:エボルト
物語の黒幕が変身するダークライダー。
その禍々しいフォルムと特に第1〜3形態に見られる派手な色使い、星座早見を模した一度見たら忘れないほど特徴的なディテール(第1形態)、そして主人公たちを幾度にも渡って苦しめた圧倒的な能力は、多くの視聴者に衝撃を与えた。
強化フォームはブラックホールフォーム。
令和ライダー
変身者:滅
サソリをモチーフとした紫色の仮面ライダー。滅亡迅雷.netの表向きの指導者。通信衛星アークに服従し、その命令に従って行動していたため彼自身の意志で組織を興したわけではないが、序盤はアークは意思を示すことすらままならない状態だったため、表向きとは言えしっかりとリーダー業を遂行していた。
当初はアークの存在がぼかされていたため、前作のエゴイストな幹部と似ているかのように見えることもあった(特に迅を無理やり変身させる場面)が、謎が明かされていくにつれ滅がアークの意志に縛られていることや、その中で彼なりに息子のことを想いやっていることがわかり、視聴者の認識は「悪の手先ではあれど悪そのものではない」という方向に変わっていく。
強化フォームはアークスコーピオン。
変身者:緋道蓮
風の属性を持つ忍者をモチーフとした仮面ライダー。風双剣翠風と猿飛忍者伝ワンダーライドブックで変身する。
当初は4号ライダーと見られていたが、現在は公式の扱いより剣斬が5号という見解で固まりつつある。
ソードオブロゴスの一員で、『強さ』に対しこだわりを持つ若き剣士。
富加宮賢人/エスパーダのことを尊敬しており、彼の幼なじみである神山飛羽真/セイバーには些細な事で張り合いながらも世界を守る為共に戦っていた。しかし賢人がカリバーに敗北し消滅したのを機に情緒が不安定になり始め、組織の意向で飛羽真が敵になった際、穏便に収めようとする他の剣士と異なり彼と対立する道を選び、賢人が復活した後は組織を離脱しまう。だが、デザストと共に行動をしたことがきっかけで徐々に変わり始め、彼との一騎打ちを経て精神的に成長した。
専用の変身聖剣風双剣翠風は一刀流モード・二刀流モード・手裏剣モードの三つがあり、変身時には一刀流モードから二刀流モードへと分解しながら変身する。
派生フォーム(ただし強化フォームではないものの純粋なパワーアップ)としてこぶた3兄弟ワンダーライドブックを使った忍者ぶた3と、ジャッ君と土豆の木ワンダーライドブックを使った忍者ジャッ君がある。
変身者:ベイル(五十嵐元太)
カブトムシをモチーフとした仮面ライダー。ベイルドライバーとカブトバイスタンプを用いて変身する。
作中に登場する全ライダーのアーキタイプとも呼べる存在で、軍事兵器としての利用を目的に開発された経緯がある為か、軍服を思わせるミリタリーな外見をしている。
徒手空拳による戦闘を得意としており、速射性に特化したパンチやキックは凄まじい威力を誇るが、直接攻撃を命中させると変身者の肉体に相当な負担がかかる為、攻撃時に発生する衝撃波で敵にダメージを与える。更には赤黒いエネルギーを操って敵を吹き飛ばしたり、触れた敵を破裂させたりする事も可能。その戦闘力は圧倒的で、複数のギフテリアン程度なら短時間で難なく殲滅できてしまうほど。
番外
変身者:木場勇治
劇場版仮面ライダー555に登場した、「地の帝王のベルト」で変身する劇場版限定ライダー。
変身するのはもう一人の主人公であり、主役ライダーのファイズになった経験もある木場勇治。
Pixiv上では一時期5号とカウントされていた事もあったが劇場版がパラレルワールドであるためか、現在では対の存在である仮面ライダーサイガと共に番外ライダーに収まっている。
変身者:海東大樹
「仮面ライダーディケイド」に登場したレジェンドライダーの1人。ソウゴや門矢士達とは時に対立し時に協力するトリックスター的ポジション。
実は仮面ライダーツクヨミが最終話の1話手前で登場するまで、ファンの間で「ディケイドが実質4号でディエンドが5号」というのが定説だったに過ぎず、ツクヨミが登場した今となっては5号と言えるのかだいぶ怪しい立ち位置。
が、一時期定説だったことは間違いないため番外に記載しておく。
関連タグ
仮面ライダー サブライダー 追加戦士
1号ライダー 2号ライダー 3号ライダー 4号ライダーㅤ0号ライダー
仮面ライダーのカテゴライズ一覧