白雲「俺たち3人なら 何でも解決できると思うんだ!」
概要
雄英高校ヒーロー科・2年A組に在学していた頃の相澤消太・山田ひざし・白雲朧の3人を指す。
本編の前日譚である『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミアILLEGALS-』で3人の関係が描かれており、その時点ではまだ明確な呼び方はなかった。
後に本編の第254話において、山田が「A組の3バカなんて呼ばれもしたよ」と発言したことにより、本記事名がグループタグとして定着した。名付け親は教師陣か同級生か。
関係性
相澤と山田が自分以外を名字で呼ぶのに対し、白雲は2人を下の名前で呼ぶ。
やや暗めで悩みがちな相澤に、明るくお節介な山田と白雲が絡んでいく構図が基本。休み時間は屋上で揃って昼食を摂り、悩みや将来のことなどを話し合っていた。楽観的な2人が独自の視点で思いついたことを口にしていき、相澤が現実的な視点で苦言を呈す。そうするうちになんだかんだ良い感じで進んでいくような、バランスの取れた3人組だった。
クラス内で3人だけがインターン先が決まらないなど、ちょっとした問題児だったようで、担任からはよく注意されていた。特に相澤はヒーローとして具体的な方向性が定まらず、個性『抹消』の活用法にも悩んでいた。
そして漸く山田だけは受け入れ先が決まった頃、相澤と白雲は当時一学年上の先輩だった『ミッドナイト』こと香山先輩からインターン先を紹介される。そこで失敗しながらも自分たちなりのコンビネーションを模索していき、敵の捕縛にも成功する。
このとき、白雲がいつもつけているゴーグルを相澤に目の保護用として渡しており、これが『イレイザーヘッド』のゴーグルの原点になっている。
更に山田もトレードマークのサングラスを2人とお揃いのゴーグルに付け替え、「これからはトリオで売っていく」と宣言。白雲の掲げた「3人で事務所を作って独立」という計画を、それぞれが思い思いの形で夢見ていた。
突然の別れ
ある日、インターン先の地域周辺でパトロールをしていた白雲と相澤は、大型敵の出現報告を受ける。近くにいた散歩中の保育園児たちの避難誘導を行うも、直後に敵と遭遇してしまい、攻撃の余波で近くの建造物が倒壊。
白雲は個性を自分ではなく園児たちを守るために使用し、瓦礫の下敷きとなってしまう。相澤は通信機からの白雲の声援を受け、なんとか単独で敵を制圧する。
しかし事件解決後、通信機が実は壊れており、更に白雲は既に息絶えていたことが判明する。相澤は現場に合流した山田と2人で、雨の中ただ立ち尽くすしかなかった。
これをきっかけに相澤は戦闘訓練と自主練のみに注力し、「業務を敵への対応のみに絞った独立独行のアンダーグラウンドヒーロー」というスタイルを確立する。
現在、相澤と山田はそれぞれプロヒーロー・『イレイザーヘッド』『プレゼント・マイク』として活動するとともに、雄英高校ヒーロー科の教員としても勤めている。今でも良き友人として付き合いを続ける2人は、時折かつてのもう1人の友人との思い出を懐かしんでいた。
関連タグ
僕のヒーローアカデミア ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミアILLEGALS-