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APUとは編集

  1. 補助動力装置。サービス用電源などを供給するための動力源、
  2. AMDが開発製造している半導体製品
  3. アーマード・パーソナル・ユニット。映画「マトリックス」シリーズに登場する人型兵器。
  4. AUDIO PLANNNING Uの略称
  5. 秋田県立大学の略称
  6. 愛知県立大学の略称
  7. 立命館アジア太平洋大学の略称

補助動力装置編集

航空機において、駐機中に機内のサービス用電源(照明や空調など)や、アクチュエータを動作させるための油圧圧縮空気を供給するための補助動力。

旅客機の場合、大抵は機体後部に設置されており尾部に排気管が取り付けられている。

現代の航空機ではガスタービンエンジンが主流であるが、(GTEとくらべて)省エネなロータリーエンジンの使用も検討されている。

APUは燃料さえあれば自前のバッテリーを用いることでセルモーターによる起動ができる。

ジェット旅客機のメインエンジンを起動させるには比較的大掛かりな設備が必要であり、単体での起動はできないが、APUを搭載した機体ならまずAPUを起動し圧縮空気や電力などを確保した上でそれを使ってメインエンジンを起動できる。つまり設備が貧弱な空港でもジェット旅客機の運用が可能となる

一方で騒音や排気などの問題点も無いわけではないので、一部空港では時間帯によってAPUの使用を制限しGPU(地上の電源車などから電力を供給する)方式で電源を確保するなどの措置を取る場合もある。


補助動力装置の構造編集

航空機用の補助動力装置は「エンジン」、「発電機」、「コンプレッサー」(負荷圧縮機)が主な構成要素となっている。

発電機はサービス用などの電力を供給し、コンプレッサーはアクチュエータ駆動用などの圧縮空気を供給する。

ただしボーイング787は全面的に電化されたいわば「オール電化飛行機」であり、圧縮空気の供給が不要となるためコンプレッサーを持たない。一方その分発電機は強化されている。


航空用以外の補助動力装置編集

航空機以外ではいわゆるSIV(静止型インバータ)が「APU」と呼ばれる。

というよりそもそもSIVという言葉自体が和製英語であるのだが。

E7系W7系の車体下部のカバーには、SIVのある部分に「APU」の表記がなされている。


AMD APU編集

AMDが開発した半導体製品。

早い話がCPUGPUを一纏めにしたチップである。

最近のGPUは構造や特性がCPUのそれに近くなっており、GPUの余力でCPUの作業の一部を肩代わりする「GPGPU」という技術も生まれたが、CPUとGPUが別々だとメモリ空間が分かれていることが原因で転送などで色々と問題が出てくる。

「ならいっそのことCPUとGPUを一纏めにしたらいいんじゃね?」という製品。

CPUとGPUが一つになっていることでGPGPUが簡単に実現でき、また省スペース・省エネも期待できる。

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