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Chilla's_art

ちらずあーと

Chilla's art(チラズアート)とはゲームデベロッパーの一つ。アイコンとデベロッパー名はチンチラに由来する。
目次 [非表示]

概要

インディーゲーム制作チームである。兄弟二人によるチームであり、主に探索型ホラーゲームを開発している。総じて「早い、安い、面白い」の三拍子がそろっており、2019年9月24日に実況界隈で一世を風靡した「赤マント」以降2~3か月のスパンで新作を投稿する開発スピードの速さが最大の特徴。一方で「長い・難しい」面から総じて実況者向けゲームが多く、多くの実況者にプレイされている。ゲーム実況をメインに活動するYouTuberをフォローしている人なら1作品くらいは知っているだろう。


今の時代に高画質のリアル路線ではなく、NINTENDO64プレイステーション2時代のような粗いポリゴンで構成された「古き良き時代」の中にある古い(明瞭にモノが見えない)からこそ出て来る不可思議な存在に対する恐怖を感じさせる作りとなっている。

ホラゲーのスタイルとして一時期は「轟音+唐突に現れるエネミー」を組み合わせたよくあるジャンプスケアを多用していたが、「夜勤事件」以降からはじわりじわりとにじり寄っていく雰囲気から来る恐怖演出を好むようになっている。そのためビックリ系が苦手な実況者にも手を付けやすい作品が多い。多いがゆえに「夜勤事件」で大抵の実況者が壊れる。

人の顔は敵対する霊的存在等を除き、モブや生存者が写真でとった顔を無理やり粗いポリゴンでできた人間の顔に張り付けたような造形となっているのもゲームの不気味さを増長している。


海外のゲームから影響を受けたと思われる作品もある。特に、海外のレトロ風ホラーゲームPuppet Comboのデベロッパー「PUPPET COMBO」が手掛けた『Nun Massacre』(2018年発売)は赤マントに非常に良く似ており、同じデベロッパーが手掛けた『Night Shift』は夜勤事件と非常によく似ている。


最近ではパトロン(支援者)が増えた事により、ゲーム中の広告やキーアイテムにパトロンの名前を貼りだすようにもなっている。これにより


チラズアートを支援する→チラズアートが作品を売る→パトロンをゲーム中に登場させる→チラズアートの作品を色々な実況者がやる→作中に出てくる実況者の名前が実況で取り上げられる→実況者が注目される→パトロンが稼げるようになりチラズアートを支援しやすくなる→チラズアートが支援をもとにすぐ作品を作る→・・・・


…という好循環を産み出している。最近では夜勤事件が有名VTuberに多く実況されその名が知れ渡ったことから特にこの傾向がみられる。



代表作

赤マント

見たい

言わずとしてた代表作。「おかえり」の時点でそれなりに注目されていたが一気に実況界隈で注目される決定打になった作品。


実はモチーフとなったゲームが存在し、「PUPPET COMBO」が手掛けた『Nun Massacre』(2018年発売、教会で刃物を持ったシスターが追いかけてくるゲーム)の影響を受けており、ジッポライターやダクト、爆音を発しながら追いかけてくる敵などのゲーム性、粗いポリゴンで再現されたゲーム画面の雰囲気まで非常に似ている。


最大の特徴は難易度。襲われたら即死ではなく体力制なのだがとにかく難しく、敵キャラである赤マントの出現が神出鬼没で不意打ちを食らいやすい上、回復手段が非常に少なく、進行によって敵のスピードがさらに速くなる。更には蜘蛛や能面やムカデといった妨害要素も多く、謎解きについてもほぼノーヒント(どこに何があるか、何を集めればクリア等は探索して知るしかない)。これだけでも充分高難易度だが、ここに更にセーブ機能無しが入る。

そのため一度始めたらゲームクリアするまで駆け抜けろという普通にやるには苦行も等しい代物であったが、これが生放送でクリアするまでプレイするというストイックな実況スタイルと見事にマッチし、高難易度なホラゲーを求めていた多くの挑戦者を呼んだ。ライトな実況プレイヤーは殆どが折れてクリアを断念したのは言うまでもない。


以降「怪異のいるステージを探索し、それらを何らかの方法で討伐する」タイプのゲームとして「雪女」「怨霊」等が製作された。

尚、セーブ機能無しは非実況者等のライトなプレイヤーにはキツすぎたためか「怨霊」のアップデート時に遂に実装されて後の作品でもキャラに話しかけるなどでセーブできるようになっている。

2023年にリリースされた『パラソーシャル』ではゲーム内で赤マントをプレイする場面があり、プレイした主人公から「セーブないの鬼畜すぎる」と言われる制作チームの自虐ネタも仕込まれている。



犬鳴トンネル

犬鳴トンネル

探索系ホラーゲーム。探索中にやったことと最後の選択肢でエンディングが変わる内容から「赤マント」と「夜勤事件」や「行方不明」の中間に位置するゲーム。

実在する旧犬鳴トンネルをネタにしたホラゲーであり、実際に訪れた(立ち入り禁止区域なので本当は訪れちゃいけない)人たちからも「(トンネル内については)再現度が高い」と言われるほど本家をリスペクトした作品となっている。実在した施設の都市伝説をネタにしたこともあって、ゲーム実況を生業にしていないyoutuberも本作をやっていたりした。


また、このゲームが実況界隈で有名になりはじめたころに映画「犬鳴村」の宣伝が始まったタイミングの良さもチラズアートの代表作入りを果たすきっかけとなった。



夜勤事件

鷹宮リオン、コンビニエンスの死闘!!

何でもないコンビニの深夜勤務中に怪現象が発生していくという「つぐのひ」等に代表される日常浸食系ホラー。制服の色などから恐らく事件現場はローソン。同じ類のゲームでは「事故物件」「幽霊電車」などがある。


本作も「PUPPET COMBO」が手掛けた『Night Shift』の影響が見てとれる。


普通に進めるとクリアに2~3時間以上かかる長さと、コンビニという身近な施設をネタにした親近感、ホラゲーによくある「轟音+点滅+恐怖画像」というジャンプスケアないこと、話を追うだけで基本的にクリアできるゲームとしての難易度の低さとマルチエンディングの存在もあって多くの実況者の目に留まった。


本編中に挟まれるある演出が特に有名で、十人十色な実況者の阿鼻叫喚が見られる貴重なシーンとなり、多くの実況者のヒトとしての本性があぶりだされることになった。


国内海外のホラゲー実況者は勿論のこと、特にVtuberは有名どころで実況していない人物はいないというレベルでプレイされ、様々なシーンの切り抜き動画等も有名になっている。実質チラズアートが注目された最大のきっかけがコレと言っても過言ではない。


作品一覧

Evie(2018年2月16日)

Welcome Back Daddy(2018年5月10日)

Sphaera(2018年6月27日)

Blame Him(2019年6月3日)

Okaeri(2019年9月7日)

Aka Manto 赤マント(2019年9月24日)

Stigmatized Property 事故物件(2019年10月26日)

Inunaki Tunnel 犬鳴トンネル(2019年11月19日)

Yuki Onna | 雪女(2020年1月3日)

The Convenience Store 夜勤事件(2020年2月18日)

Onryo 怨霊(2020年4月25日)

Missing Children 行方不明(2020年6月13日)

The Ghost Train 幽霊列車(2020年7月24日)

Hanako 花子さん(2020年12月11日)

Teke Teke テケテケ(2021年1月21日、NyxTalesとの共同開発)

The Caregiver 終焉介護(2021年4月3日)

Night Delivery 例外配達(2021年6月5日)

The Night Way Home 帰り道(2021年8月7日)

The Radio Station 深夜放送(2021年10月31日)

The Closing Shift 閉店事件(2022年3月19日)

The Bathhouse 地獄銭湯(2022年10月1日~2023年3月17日、※進行不能バグにより提供中止)

The Karaoke ヒトカラ(2023年2月4日)

Night Security 夜間警備(2023年6月17日)

Parasocial パラソーシャル(2023年8月25日)

The Kidnap 誘拐事件(2023月11月1日)

Shinkansen 0 新幹線0号(2024年3月23日)

関連イラスト

少年に導かれて


関連タグ

ゲーム steam ゲーム実況 youtuber

都市伝説 ホラーゲーム



関連ゲーム

Nun Massacre 海外のレトロ風ホラーゲームPuppet Comboのデベロッパー「PUPPET COMBO」が手掛けた作品、赤マントの元になったと思われるゲーム。刃物を持ったシスターが轟音と共に追いかけてくるゲームだが、見つかった時の音量は赤マントを遥かに超えるほどの爆音。


Night Shift 上記と同じ「PUPPET COMBO」が手掛けた作品。夜勤事件は本作の影響を強く受けていると思われる。


関連人物

ガッチマン 特に有名なホラゲー実況者。氏らのパトロンとしても有名。


オースティン・リー 全く関係ない台湾の歌手。だがあるパトロンが氏の名前を使って支援したことで「怨霊」にて重要な存在として意外な登場を果たし(てしまっ)た。

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