Flag
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ふらっぐまたはふらぐ
Flagは、「旗」を示す英単語、ほかにも意味が存在する。
この単語はその旗という意味から派生して、特に国旗、コンピュータにおける二項の(すなわちTrue/Falseで表示される)変数、さらに派生してライトノベルや漫画における伏線などの意味を持つ。日本語においては、国旗などを呼ぶ場合はフラッグ、変数や伏線などではフラグとなる。
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コーヒー
「グラハム、僕はコーヒーを淹れて来るが、キミも飲むかい?」 キーボードを打つ手を休めたカタギリは、モニター越しのグラハムに語りかけた。 ジンクスで編成された国連軍部隊の隊長就任要請を蹴り、あくまでフラッグで戦うことに拘ったグラハム。 しかし、性能の差は歴然。グラハムはGNドライブを1基調達させ、フラッグに載せるという大胆なプランをカタギリに提案…いや、要請した。 着工より3日。大方の作業は完了し、残るはGNドライブの接続作業を残すのみとなった。 ここまでの作業は文字通り突貫作業。 急場凌ぎとはいえ、すぐに空中分解するようでは話にならない。GNドライブの出力を計算し、それに耐えうる様に各部を強化する必要があった。 一番の課題はフレーム。元々フラッグは燃料の水素をフレームに浸透させ、軽量化を成功させている。しかし、GNドライブの出力にはどう見積もっても耐えられない。主任のカタギリが採った方法は 「無視」 であった。 フレームを一から直すには膨大な時間が掛かる。その間にSBと国連軍の戦いに決着がついてしまうのをカタギリは憂慮した。 他にも姿勢制御の為オービットフラッグ(宇宙仕様のフラッグ)のロケットエンジンを小型化し両足に装着。腕にあったディフェンスロッドも改良し両脚に装備。それらに加え、各部関節の強化を行う必要があったからだ。 余談になるが、左脚のロッドは回収されたハワード機のものが使われている。 そこまでの行程が終了し、喉の渇きを思い出したかのようにグラハムに問いかけ、今に至る。 「私はいい……少し外を歩いてくる。」 いつもどおりのややそっけない返事をグラハムは口にした。 「そうかい?あまり根を詰めすぎないようにね。」 いつもの事と、カタギリがそう投げかけるも 「フッ」 と短く答えるだけだった。 そんなやり取りの後、カタギリは席を立った。788文字pixiv小説作品