ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

スズキが2001年に発売した、排気量1200ccの大型バイク。


その外観は、1978年に第一回鈴鹿8時間耐久ロードレースで優勝したヨシムラのGS1000Rを彷彿とさせる、レトロ調のレーサーレプリカとも呼ぶべき武骨なもの。

初年度モデルは燃料タンクの「SUZUKI」のロゴを車体と同色に揃えてプレス加工風に表現するなど、およそ21世紀のバイクとは思えない方向性の造り込みであった。

キャッチコピーも「男のバイク。」と潔く割り切っており、当時勃興していたビッグスクーターブームによる洗練されたスタイルがウケた時代に逆行したバイクであった。


エンジンはイナズマ1200の油冷4気筒を流用。

エキゾーストはマットブラック塗装のメガホンマフラーで往年の雰囲気を醸成。

後のマイナーチェンジで赤/黒のヨシムラカラーや青/白のスズキワークスカラーを設定するなど、時代に媚びない独自路線を突き進んだ。


発売当初から好き嫌いがハッキリ分かれたデザインからセールス面では苦戦。

不人気車種のイメージを脱却することなく、2004年に生産終了となった。


その後編集

発売から15年ほど経った2010年代後半、大型バイク市場ではレトロバイクブームが到来。

各社が往年の名車を思わせるクラシカルなバイクを発売し、軒並み好調なセールスを記録している。

同時に本車のコンセプトも再評価され、中古車市場では程度の良い個体、特にヨシムラカラーにプレミアが付くようになった。


つまり、発売が早すぎたのだ。


時代とパッケージングがマッチしなかったことが、本車の最大の不幸と言える。

この事は漫画『ばくおん!!』でもネタにされている。


関連項目編集

SUZUKI 鈴菌 バイク

関連記事

親記事

SUZUKI すずきかぶしきがいしゃ

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 8756

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました