GandorL
がんどーる
この記事にはweb版最新話のネタバレが含まれます。閲覧にはご注意ください。
「……しゃあないわなぁ」
「しゃあないから――俺がやるしかあらへんな!」
アバターはオールバックの金髪にサングラスをかけ、胸元を開けたライダージャケットといった装いをしており、さながら不良バイカーの様な出で立ちをしている。
威圧的な風貌とは裏腹に根は真面目な性格。リーフの名乗りに困惑しつつも名乗り返したり、ドールハウスで暮らすことに夢があって良いと語るなどノリは良い方。
関西弁で話すがこれは彼の母国語の強い訛りがデンドロ内で自動翻訳された結果によるもの。
スタート地点はレジェンダリアで、戦争前に皇国に所属した。
リアル
本名はリロイ。ロンドン在住のイギリス人の青年。上述した関西弁は彼の曾祖父譲りのスコットランド訛りが翻訳されたもの。
十年前にスコットランドの片田舎に住む曾祖父の影響で先祖の様な騎士や昔ながらの風景、ファンタジー世界に強い憧れを抱くようになる。
だが二年後に曾祖父は老衰で死去し、遺産は直系の子孫であった父が相続、不動産業を営む彼は遺された土地の再開発に着手する。曾祖父との思い出の場所がなくなることにリロイは抗議するも聞き入れられることはなく、ファンタジーの様だった思い出の風景は現実の延長線の風景に様変わりしてしまう。
この件で父親と確執が生まれ、反発し不良となるも学校には普通に通っていたり、不良になって得たファッションやバイクも家の金で得たものであるなど、どっちつかずの中途半端な現状に鬱屈した感情を募らせていた。
だがある時にインフィニット・デンドログラムのPVを偶然見かけ、かつて夢見た世界に似た風景に強く惹かれ、ゲームを開始した。
アバター名のGandorLは『竜(Dragon)+自身の名前(Leroy)の頭文字「L」を混ぜたアナグラム』である。
超級職【竜征騎兵】をメインジョブにしており、機械竜のエンブリオにバフをかけて戦う個人戦闘型。
いわゆるジョブとエンブリオの完全シナジー型で、「異なるバフスキルを併用しづらいジョブ」と「器用貧乏なエンブリオ」の、どちらも中途半端な性能だった二つが組み合わさる事で完璧な形に仕上がっているのが特徴。
必殺スキルと最終奥義を組み合わせた形態は、短時間とはいえ神話級UBMにも匹敵する圧倒的なパワーを発揮する。
ここまでの実力を手にするまでには様々な紆余曲折があり、ゲーム内時間で四年間、マスターとエンブリオが切磋琢磨した果てに辿り着いた境地である。
メインジョブ | 【竜征騎兵】(騎兵系統竜騎兵派生超級職) |
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サブジョブ | 【竜騎兵】(騎兵系統派生上級職) |
【竜征騎兵】(マスター・ドラグナー)
騎兵系統竜騎兵派生超級職。
【竜騎兵】系統は騎竜強化と銃器強化が特徴だが、従属キャパシティが少ない欠点を抱えている。
固有スキルには《騎竜強化》と《銃器強化》があるものの、キャパシティの問題で竜か銃どちらかに偏った性能になり、【竜征騎兵】でもその欠点が改善できていない。
しかしガンドールの場合、エンブリオが竜と銃二つの要素を合わせ持つため固有スキルによる強化が両方入る事で性能が格段に向上し、
最終奥義による強化と必殺スキルによる強化を加えた三重強化で、短時間だが最大で神話級UBMに匹敵する戦闘力を発揮可能となる。
エンブリオ名 | 【竜紋機 ワイバーン】 |
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TYPE | ガーディアン・ギア |
能力特性 | 可変戦闘機竜 |
到達形態 | Ⅵ |
紋章 | 翼を畳んだ竜? |
機械竜のエンブリオ。
自我を持ち、ガンドールとは固い絆で結ばれている。
竜・銃・戦闘機の三つが混ざった様な姿をしており、ガンドールはマジンギアにも似たコクピットに搭乗して操作する。機体側面にはノーズアートの様に紋章が描かれており、そのデザインはスキル使用による変形の度に変化する。
基本形態から様々な形態に変化して一つの性質を特化させることができ、格闘戦や空中戦、銃撃戦など幅広い戦闘が可能。
だがこうした万能さの欠点として、各形態の必殺スキル抜きでの性能は複数形態を持たない同格のエンブリオよりも低い。
各形態は通常時、スキル発動時、必殺スキル発動時、竜王形態で全16種類存在する。
【ジョブ】
- 《騎竜強化》レベルEX:パッシブスキル
【竜征騎兵】の固有スキル。
騎竜のステータスを2倍にする。
- 《銃器強化》レベルEX:パッシブスキル
【竜征騎兵】の固有スキル。
銃火器の射程と威力を2倍にする。
- 《我が竜を見よ(ドラゴン・エンブレム)》:アクティブスキル
【竜征騎兵】の最終奥義。
180秒間騎竜のステータスとスキル性能を強化する。
騎竜との絆次第で強化値が変動し、絆が無いと最悪双方死亡する。最大値は5倍。
通常最終奥義は命を代償とする強力なスキルだが、《我が竜を見よ》は倍率が低い代わりに絆が強ければデメリットが一切ないという極めて大きなメリットがあり、強い絆で結ばれたガンドールとワイバーンなら当然強化は最大値で固定。
【エンブリオ】
- 《剣の紋章》:アクティブスキル
格闘特化形態に変形。
- 《盾の紋章》:アクティブスキル
装甲特化形態に変形。
- 《翼の紋章》:アクティブスキル
飛行特化形態に変形。
- 《弓の紋章》:アクティブスキル
射撃特化形態に変形。
- 《炎の紋章》:アクティブスキル
砲撃特化形態に変形。
- 《象るは戦の栄光(ワイバーン)》:アクティブスキル
必殺スキル。
複数の種類がある珍しいタイプの必殺スキル。
カードを1枚スロットに差し込み宣言することで発動し、【ワイバーン】の持つ五種類の形態から一つを選択し三分間強化する。
必殺スキルによる変形には8時間毎に生成されるカードを消費し、一日三枚、最大十枚までストックできるカードを状況に応じて使い分ける必要がある。
以下の性能は【竜征騎兵】の強化スキル込みのもの。
- 《象るは戦の栄光・迅翼紋章(ワイバーン・フライング)》
《翼の紋章》の必殺スキル強化版。
【ワイバーン】が高速飛翔形態に変形して飛行能力を強化。瞬時に最高速度まで加速し音速の数倍にまで達する。この形態時の紋章は『翼を大きく広げた竜』。
- 《象るは戦の栄光・長弓紋章(ワイバーン・???)》
《弓の紋章》の必殺スキル強化版。
【ワイバーン】が翼の生えた巨大な銃に変形し、射撃能力を強化。
弾速は超々音速に達し、射程は一万メートルに及ぶ。
この形態時の紋章は『二本の脚で弓を構えた竜』。
- 《象るは戦の栄光・聖炎紋章(ワイバーン・ブレイジング)》
《炎の紋章》の必殺スキル強化版。
【ワイバーン】の口内主砲を使用する竜形態に変形し、砲撃能力を強化する。
顎の両側にガイドレールの様なパーツが延び、背中からは幾つもの放熱フィンが突き出る。変形時の紋章は『火を吐く竜』。
- 《象るは戦の栄光・竜王紋章(ワイバーン・ロイヤル・コート・オブ・アームズ)》
【ワイバーン】の切り札。
カードを五枚消費して三分のチャージタイムを要した後、選んだ紋章をベースに他の四つの紋章の特性全部を乗せた上で最大値を跳ね上げる竜王形態に移行する。
チャージタイム中は完全無防備になる弱点がある。
- 《剛剣竜王(ロイヤルブレード)》
《剣の紋章》をベースにした竜王形態。
機械竜と人が混ざった騎士のような格闘形態で、ガンドールの騎士への憧れが反映された姿。
高いステータスと炎の剣がメインで、他紋章の能力の盾の防御・炎の継続ダメージ(強)・翼の飛翔・弓の胸部砲も持ち合わせる。
【竜征騎兵】の強化スキル込みで伝説級UBMに相当し、最終奥義が加われば神話級UBMにも匹敵する。
他形態の詳細は不明。