概要
韓国軍の兵士による「選抜射手をやりたい。」「狙撃銃を撃ちたい。」というロマンを求めた問い合わせの電話を聞いたS&Tが軍の要請とは関係なく独自開発したものである。
今まで軍は輸入した狙撃銃を使っていた為、S&Tは狙撃銃を開発したことがなく、韓国軍の兵士に銃の要求条件を探るために調査を行ったが独自開発の為かどこも情報共有をせず、そんな中で韓国海兵隊がかつて使っていた廃棄予定だった旧式の銃を基にコンセプトを決めたものである。
その旧式の銃というのは担当者曰く「S」の頭文字から始まる銃だそうだが、おそらくスプリングフィールドM1903、若しくは三八式歩兵銃のことだと思われる。
有効射程は800mとM24SWSやレミントンM700と並ぶ射程だが、採用された現在では1kmや1.5km狙撃が可能なモデルを作ってほしいと軍に要望されている。
韓国軍に納入されているモデルは予算削減の為にチークパッドの調整機能をオミットし、空挺降下ように取り外し可能なストックを一体型にした廉価版であるが、廉価版になった理由は韓国のマスメディアが銃本体+輸入品スコープ+スポッティングスコープ+ギリースーツ+ハードケースの値段を「銃本体のみの価格が1500万ウォン(約150万円)」と偏向報道を行ったことが原因である。
ヨルダンに輸出されたモデルは兵士たちから好評を受け、多くの韓国銃器を使用しているイラク軍でもK2C等と共に使用されている。