概要
格子状にLEDを並べた表示装置であるLED表示機(ドットマトリクスLED表示機)を用いた表示である。pixivでは鉄道車両の行き先表示や、駅構内の案内表示のイラストが多い。
説明
ヘッドマークやサボなど交換に人手を煩わせることや、方向幕やソラリー式表示機(パタパタ表示機)などの表示更新時間が長いといった欠点がなく、光源がLEDであることから消費電力も少ないので最近の表示機の主流を占めている。
また、フルカラーLEDの登場※によりLED表示機もフルカラー対応のものが登場し、表示も色鮮やかになっており、近年の鉄道車両ではヘッドマーク、行き先表示、号車番号表示、列車番号表示、車内の案内などに使われている。
また、バスでは行き先表示や系統表示、運賃案内表示に用いられており、タクシーでは実空車表示機(スーパーサイン)に採用されている。また街中などで見かける看板にもLED表示を採用したものが多く見受けられるようになった。
※青色LEDの発明とその後の量産によりLEDのラインナップに三原色(赤、緑、青)がそろった為可能になった。
余談
- LED素子の寿命は電球や蛍光灯に比べ非常に長いが有限(発光により素子や封止樹脂が劣化するため。長期間発光したものは新品に比べると発する光が暗くなる。)であるため、表示機によっては必要ないときに消灯していることがある。
- LED表示機は表示回路の不要な複雑化を防いだり、LEDの寿命を延ばすため、人間の目の残像を利用したダイナミック表示(高速点滅)を行っている。そのため、カメラで撮影した際に表示が歯抜けになったり、表示機が移動している(または見ている人が移動している)際に、表示がずれて見える現象が生ずる。