NESZapper
にんてんどうえんたーていめんとしすてむざっぱー
1984年に日本国内で先行して発売されていた光線銃シリーズに次いで海外で発売された、同様の仕様を持つガンコントローラー。
ファミリーコンピュータの海外版仕様であるNintendo Entertainment System(NES)に対応しており、日本国内向けの光線銃とは大幅にデザインが異なるのが特徴。
銃社会であるアメリカでの販売を意識してか、日本国内版がコルトシングルアクションアーミーのようなクラシックなリボルバー拳銃を意識しているのに対し、こちらはいかにもSF的な「光線銃」という感じのデザインになっている。
色は灰色+濃灰色と灰色+オレンジ色の2色。
しかし、当時は実銃とかけ離れた姿にデザインされたものの、後に樹脂製の拳銃が世に登場した事や
スライド部分の造形がスマートなものが登場するなど、実銃の方からこちらにデザインが寄ってきてしまっているという事情があるからなのか、任天堂公式のイメージ映像等でもオレンジの出番が多い(Nerfなどの銃型の玩具も銃口部は派手なオレンジ色を採用しており、一種の自主規制のようだ)。
このことから、後発の非正規な光線銃の互換品等も銃口部はオレンジ色である事が多い。
後の作品でデザインとして採用される事の多さや、業務用ファミコンである「ファミコンボックス」には本機が付属していた事から、日本国内での認知度も元々それなりに高かったが、
現在ではSplatoonシリーズに「N-ZAP」シリーズとして登場した事で、インクリングや他キャラクターが武器として持っているイラストが非常に多い。
ただし、こうしたイラストから興味を持ったりマイイカとおそろいのブキとして実機を購入しても
本機は海外版NES専用のため、単体では家にある国内版ファミコンやニューファミコンでは使えない事(NESは拡張端子がないので、2コンポートに差して必要な信号をやり取りするようになっているが、ニューファミコンではその配線を排しているため)、国内版の光線銃同様動作原理上ブラウン管テレビでなければ遊べない点などは注意が必要である。
光線銃シリーズの項目を参照。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』でダックハントの参戦ムービーとしてオレンジ色のものが使用された。
- Splatoonシリーズ
短射程シューター、「N-ZAP」シリーズとして登場。
「N-ZAP85」が濃灰、「N-ZAP89」がオレンジ色。
「N-ZAP83」は初代ファミコンをイメージしたオリジナルモデル。
- Terraria
銃のひとつ、「Zapinator」としてオレンジ色の物が登場していた。
開発中にはテスト用として使われていたのか、PC版のバージョン1.0でリリースされた際には
ゲームデータの中に残ったままになっていたが1.01で削除された。
こうしてPC版では入手できなくなったものの、3DS版ではプランテラがドロップするようになっている。
3DS版では銃弾の代わりにマナを消費して弾を発射する銃、スペースガンの上位互換のような性能。