概要
これは画像を見る限りではただのボロボロの斧である。
オブジェクトクラスはSafe(安全または収容が容易)。
普段は特別金庫に保管されている。
もうかなり有名な話だが、SCPの世界の「Safe」とは、基本的に「箱に入れて触らなければ安全」という意味なので、Safeであっても死者やミーム汚染(精神への悪影響)が起こる場合もザラにある。
このオブジェクトはまさにそれを体現するが如く、人間が触れると異常性を発揮する。
SCP-106-JPに触れた人間は、斧と一緒に不明な薄暗い森の中に転送される。
この森は、どの方角に進んでも中心に土俵がある広場に辿り着くようになっている。
この広場に辿り着くと、SCP-106-JP-1と呼ばれる存在に遭遇する。
SCP-106-JP-1は日本語を喋る大きなヒグマ。
このクマさんは来訪者に相撲の勝負をしかけてくる。どっかで聞いたような話だな。
クマに勝つ事ができれば何でも言う事を聞いてくれるようになるが、負けると”弟子入り”として森の中に連れ去られてしまう。断っても怒られて連れ去られるのでどの道選択肢はない。
報告書の記録内では浜寺という元関取のエージェントがこれに応戦。
土俵の周りにはツキノワグマやホッキョクグマ等、様々なクマが集まり、財団関係者も一緒になって観戦してなんだか本当の相撲みたい。
パンダの行事が「見合って見合って、はっけよい、のこった!」。
立合い直後、クマは低い姿勢からのぶちかましを仕掛けるも、エージェント・浜寺は即座に体を開き、これを利用し叩き込みで決着。
以下、元記事より抜粋:
SCP-106-JP-1:見事だ。
[周囲からは「あいつが帰ってきた!」「宴の準備をしろ!」「まさかり担いでよ!」等の声が上がっている]
エージェント・浜寺:あー、つまり、そういうことなのか。
SCP-106-JP-1:察しが良いな。そういうことだ。さあ、これからどうする? オレとここにいる奴ら全員いまやお前の親友だ。頼みごとならなんでも言ってくれ。
エージェント・浜寺:じゃあ、今までお前が弟子入りさせた人間と俺達を全員、俺達が元いた場所に戻してくれ。
SCP-106-JP-1:わかった。
エージェント・浜寺の頼みをクマが聞き入れると、収容室内に「またいい相撲を取ろう」というメッセージが添えられたクマの手形が出現。同時にエージェント浜寺以下財団関係者3名、そしてなぜか14頭のマレーグマが帰ってきた。
オイ待て。ふざけんな。
関連タグ
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