SCP-173-JP
きょうりゅういみてーしょん
アイテム番号:SCP-173-JP
オブジェクトクラス:Euclid
SCP財団日本支部が管理するSCPオブジェクトの一つ。通称「恐竜 - イミテーション」。
全身が大量の日本製のおもちゃが寄り集まる形で構成されている謎の存在。基本的に戯画化した恐竜のような姿を形取り、体中からおもちゃが「ガチャガチャ」とひしめき合う音を立てながら自律的に行動する。
財団では一応その出現の起源を把握しているが、少々報告書に記載できる内容ではない部分が見られ、詳細は所々【修正済み】ないし【削除済み】となっている。一つ確認できることは、その収容に成功するまでにとある村一つが犠牲となった。
前述したように全身からおもちゃがひしめき合う音を立てて動き回っているが、この音を直接的に聞き続けた人間はSCP-173-JPに対する警戒心が徐々に薄れていく。さらにその「おもちゃの塊」の中に非常に魅力的に見えるおもちゃを見つけたり、おもちゃの塊そのものをもっと眺めていたい欲求に駆られ、自分からどんどんSCP-173-JPに近付いて行ってしまう。
やがてSCP-173-JPに触れられる距離にまで接近した場合、目の前の「おもちゃの塊」を掻き分けるようにして内部への侵入を試みる。この段階まで行ってしまうとほぼ手遅れで、物理的なサイズなどに関係なく最終的には全身が「おもちゃの塊」の中に埋没し、そのままSCP-173-JPに取り込まれてしまう。
なお、犠牲者を完全に取り込んだSCP-173-JPは質量を増大していく性質もあり、放置しておくとどんどん犠牲者を増やしながら巨大化していく危険性がある。実際、財団がその存在に気付き、初めて確保に乗り出した時点で推定全長75mにまで巨大化していた。
全身を構成するおもちゃを徹底的に破壊する事で縮小させることができるが、それでも全長30cm程度が限界らしく、それより小さくする事はできない模様。どれだけ小さくしても異常性そのものが消えることは無いため、常に警戒は必須である。
SCP-173-JPから発せられる音を録音や中継越しに聞く場合は異常性に暴露することは無い。あくまで「直接聞く」事が異常性のトリガーとなるらしい。
現在は可能な限り小さなサイズに留めつつ、完全防音の密室空間に収容されている。実験時の被験者以外の直接的な接触は一切認められず、収容室内の監視、保全、実験の観察等は全て自動ないし遠隔操作の機械によって行われる。
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