概要
ST-2(と書いてサティと読む)とは、アプリゲーム版『ウマ娘プリティーダービー』の育成シナリオ「走れ!メカウマ娘」に登場するロボット(メカウマ娘)である。
ロボット工学者のウマ娘・シュガーライツ博士が製作した、ウマ娘の姿に似せたフルダイブ型ロボットで、過去の大怪我のため走ることができない博士の分身的存在となっている。
シナリオではトレーナーの担当ウマ娘の育成過程をフィードバックしたり、走り以外の動作を(ライツ博士も)経験したりすることで"成長"させていくことになる。
乙名史記者の取材によれば、名称は「機械仕掛けの第二の身体(Satellite)」であることに由来するという。
外見
初期型はASIMOのような、いかにも実在する人型ロボットを彷彿させる無機的な見た目をしている。
アップデート後の姿は有機的な見た目となり、頭のアンテナはアホ毛型に換装され、バーニア付きスカートと腹部にヘソ状のくぼみが追加される。これらのパーツは二足疾走には直接必要ではないことからこの姿は『シュガーライツの勝負服のイメージ』だと思われる。
性能
初期型はガチャガチャした遅い動きであり、お披露目の際も他のウマ娘からの反応は芳しくなかった。しかし、パルカイを組み込む、パーツを増設・換装するなどのアップデートにより、最終的に躯体強度と走行能力はGⅠウマ娘との併走に耐えられるまでに高まっている。
トレーニング選択画面で確認しても、初期型は普通の動きをしているが、アップデートを重ねていくごとにブースターを噴射しながら前転したり、砂煙を上げて低空飛行を行うなどアグレッシブな動きになっていく様子が見受けられる。
ただしそれでも、中の人の能力以上の出力は出せない。高性能の機械の体であってもそれを動かすのは脳ミソ或いは生身の意識ということであり、コレを使えば誰でもG1ウマ娘との併走を体験できるようになるわけではなく、もし無理をしたら脳ミソにかなりの負荷がかかる(作中では博士に現役競争バと同等のトレーニングを受けさせて脳を慣れさせた)。
人間以上のモノを作り出す某作品の義体とは似て非なる別物といっていい。
なお初期型の時点で普通に泳いでいるのでおそらく防水機能付きであろう。
余談
- アップデート後の姿なのだが、本人のそれよりも明らかに胸部が増量されている。トレーナーの間では、ライツ博士の願望説と、転倒時の緩衝材説が囁かれている。
- 育成時には「チューニング」や「オーバードライブ」という言葉が出てくることから、名前の由来の一つに、エレキギター用サウンドエフェクター「BOSS ST-2」もあると考えられている。
- ST-2自身の元ネタであるかは定かではないが、メインシナリオイベントでの会話──シンボリクリスエス「この⋯⋯気持ちは⋯⋯。Father、あるいはMotherのような⋯⋯。」ST-2「クリスエス⋯⋯。君も君なりに、ST-2に親心を感じてくれているのだな。」はシンボリクリスエス産駒初のGⅠ馬が元ネタと思われる。なお、その馬は現実において本当にロボット化されている、という嘘のような本当の話もある。
- スマートなボディと流線形のカラー付きガラスに覆われた目というデザインから、ファンタシースターオンラインのキャストやメダロットの女性型モデルを思い出したトレーナーも少なくない。
関連イラスト
パロディ系はやはりというべきかガンダムネタが多めのようだ。
案の定というか、出会うな危険!