Sinパラドクス・ドラゴン

しんぱらどくすどらごん

遊戯王の劇場版アニメ『超融合!~時空を越えた絆~』及びコナミのカードゲーム『遊戯王 オフィシャルカードゲーム』で登場するモンスターカードである。ラスボス・パラドックスが使用する切り札。

「次元の裂け目から生まれし闇」

「時を越えた舞台に破滅の幕を引け!」

「シンクロ召喚、Sinパラドクス・ドラゴン!」

概要

劇場アニメ『遊戯王~超融合!時空を越えた絆~』のMOVIE PACKで登場したレベル10・闇属性・ドラゴン族の効果シンクロモンスター。「Sin」に属するモンスターである。攻撃力・守備力共に4000。

腕が無いワイバーンのような外見。色調は使い手黒白黄色の三色で構成されている。黒白の縦模様は持ち主がかぶっていた仮面をモチーフにしている。黄色の鬣らしきものやトゲトゲした体は持ち主の髪型を意識したものだろうか？

アニメ版テキスト

シンクロ・効果モンスター

星10/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000

「Sin」と名のついたチューナー＋チューナー以外の「Sin」と名のついたモンスター1体以上

このカードがシンクロ召喚に成功した時、自分の墓地に存在するシンクロモンスター1体を召喚条件を無視して自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

相手フィールド上に存在するモンスターの攻撃力は、自分フィールド上に存在するこのカード以外のシンクロモンスターの攻撃力の合計分だけダウンする。

フィールド上に「Sin World」が存在しない場合、このカードを破壊する。

OCG版テキスト

シンクロ・効果モンスター

星10/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000

「Sin パラレルギア」＋チューナー以外の「Sin」モンスター1体

(1)：「Sin パラドクス・ドラゴン」はフィールドに1体しか表側表示で存在できない。

(2)：このカードがS召喚に成功した時、自分または相手の墓地のSモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

(3)：フィールドに「Sin World」が存在しない場合にこのカードは破壊される。

解説

召喚には制限が付いているが、「Sin パラレルギア」は手札のSinをシンクロ素材にする効果を持っているので、シンクロ召喚は簡単。手札にレベル8のSinモンスターがあればパラレルギアを出してすぐシンクロ召喚可能。

「Sin World」がフィールドに存在していないと自壊してしまうため、他のSinモンスターと比べると若干扱いにくい。さらに、同じ攻撃力を持ちより使い易い「Sinサイバー・エンド・ドラゴン」がSinには存在している。

また、シンクロモンスターを蘇生する効果はSin主体のデッキではシンクロ召喚をそんなにしないため、あまり使う機会が無い。

しかし、このカードは他のSinモンスターのデメリットである他のモンスターの攻撃制約効果はないので、高い爆発力を持っている。

「Sin World」が無いと自壊する効果を利用して「Sinトゥルース・ドラゴン」の特殊召喚につなげることが出来る。

原作・アニメでの活躍

武藤遊戯・遊城十代・不動遊星との最終決戦においてパラドックスが使用。

シンクロモンスターの蘇生は自分の墓地からしかできなかったが、召喚条件を無視して蘇生できる。

ちなみに、アニメ版には蘇生制限が無いため、墓地へ直接送られたスターダスト・ドラゴンが蘇生されている。

また、このカード以外の自分フィールド上に存在するシンクロモンスターの攻撃力の合計分、相手モンスターの攻撃力をダウンさせる凶悪な効果を持っていた。

あと地味だが、Sin パラレルギア以外のSinチューナーも使えるという仕様もある。パラレルギア以外のチューナーが出る予定が無かったためか、チューナーが固定となっている。実際、OCGにおいてSin全体で強化カードを貰うのが9年も時を越える事になる。

未来の世界が滅亡した原因はシンクロ召喚にあるらしいが、このカードはそのシンクロモンスターである。パラドックスはどのような心境で使用していたのだろうか。

なお、持ち主は「Sin パラドックス･ドラゴン」と発音していた。

持ち主の名前を冠したモンスターであり、誰からもパラドックスの切り札だと思っていたが、彼にとっては表向きの切り札であり、真の切り札は別にあった。

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