概要
本名 | ドゥルーアニー |
---|---|
性別 | 不明 |
出身地 | 不明 |
声優 | Philippe Langelier |
根城 | 喜びの庭 |
非対称オンライン対戦ホラーゲーム『Dead by Daylight』に登場するキラー(殺人鬼)の一体。
2022年6月8日実装のDLC「ROOTS of DREAD」で、サバイバー(生存者)である「ハディ・カウル」と共に追加された。
犠牲者たちの体を取り込んで自らの肉体の一部とする不定形の怪物。背景の通り古代神ドゥルーアニーと呼ばれているだけで、本来のドゥルーアニーであるかどうかは定かではない。
元ネタは民間伝承のブギーマン(ベッドの下やクローゼットの中から現れて悪い子をさらって行く怪物。彼ではない。)であり、本作ではロッカーから現れる。
なおキラー名のドレッジ(Dredge)とは直訳で「泥さらい」という意味だが、比喩的には「(不快な感情や記憶を)掘り起こす、蒸し返す」などの意味も持つ。
背景
1960年代のアメリカのとある島で、オットー・スタンパー(※)を指導者としたカルト集団「フォールド」が結成された。
全国から集まった数多の信奉者(オットーマリアン)たちはその「喜びの庭」で自給自足の集団生活を始め、幸せに満ちた暮らしを送っていた。
しかし時が経つにつれて徐々にオットーは自身の思想に反するものを糾弾・追放し、信奉者たちが外の世界とのつながりを持たないよう洗脳し始める。
その際、彼らの恐怖心を利用するために「ドゥルーアニー」と呼ばれる古代神の存在を持ち出した。
そのうちに信奉者たちの不可解な失踪が起き始め、悪い噂が拡がるのを危惧したオットーは信奉者たちをさらに厳しく管理し、ドゥルーアニーが来るからと眠ることさえも禁止した。
ある日、疲弊しきった信奉者たちの前に女性ジャーナリストが現れる。
彼女は監視係に抑え込まれながらも「オットー・スタンパーは排他的な古いカルト教団のメンバーであり旧神へ生贄を捧げている」ことと、「追放・失踪した人々は生贄にされていて、貴方たちもいずれそうなる」ということを信奉者たちに訴えた。
オットーはジャーナリストを躊躇うことなく殺し、おびえる信奉者たちに「仲間の中に裏切り者がいる!裏切り者を炙り出さなければドゥルーアニーがやってくる!」と叫んだ。
その言葉に、何年も抑制されていた信奉者たちの不平不満がついに爆発し、パニック状態となった信奉者たちは互いを激しく罵り合い傷つけ合った。
地面は信奉者たちの血で染まり、やがて「喜びの庭」にはオットー一人が残された。
突然、血だらけの黒く濃い泥が盛り上がり、形のない塊が現れた。
凄惨な光景の中、“それ”はゆっくりと信奉者だった者たちの苦悶する塊《ごちそう》を貪った後、オットーを一瞥すると、再びもと来た泥の中へと消えていった。
※オットー・スタンパー:ハーマン・カーターの師とされる。詳しくはTHE DOCTORの頁へ。
性能
※以下は全て2024年9月現在の性能や効果であり、調整やリワークが入っている可能性に注意。
基本能力
移動速度 | 4.6m/s(能力使用中は3.68m/s) |
---|---|
脅威範囲 | 32m |
背の高さ | 高い |
凶器 | 陰惨な付属肢 |
固有能力 | 闇夜の支配 |
特殊アビリティ:闇夜の支配
- 黄昏(The Gloaming)
能力ボタンを長押しすると発動するし、その場に「抜け殻」を残す。(この抜け殻はサバイバーが触れると消失する)
この間、元の抜け殻、もしくはロッカーにテレポートが可能となる。ロッカーへテレポートした場合は最大連続で3回まで別のロッカーにテレポート可能、かつ抜け殻が消失する。
なお、生存者の入っているロッカーにテレポートした場合、ドレッジがいるロッカーを生存者が開けた場合あるいは鍵をかけようとした場合は自動でキャッチ判定となる。
テレポート後は12秒のCTが発生する。
- 日没(The Nightfall)
特定の行動で日没メーターが進んでいき、最大になると日没が発動する。継続時間は60秒。
継続時間中は探知不可状態となり、黄昏のCT短縮、テレポートの速度上昇。ロッカーの中から付近の生存者に殺人鬼の本能が発動、と能力が飛躍的に強化される。
生存者には暗闇効果が付与され、視界が暗く狭くなる。(ただしキャラクターが白く表示されるため、お互いの視認性は上がる)
固有パーク
- 解体(Dissolution)
生存者を負傷させた3秒後に発動し、発動中は脅威範囲内で生存者が板の高速乗り越えを行うとその板が破壊される。板が破壊されると解体も解除される。
- 露見する闇(Darkness Revealed)
ロッカーを開けるといずれかのロッカーから8m以内にいるすべての生存者のオーラが視える。CTは30秒。
- 腐敗の気配(Septic Touch)
脅威範囲内で治療アクションを行った生存者に目眩ましと疲労効果を付与する。何らかの手段で治療アクションが中断された後も最大で10秒間効果が持続する。マインドブレーカー(不安を煽る者)の治療版。
アドオン
カルト集団「フォールド」に関する品々やハディの私物がアドオンとなっており、各アドオンの概要を読むことでより深く背景を理解できる。
効果としては日没を強化する優秀なものが多い。特に「戦いの記録者」は日没状態で儀式が開始するため、初動からゲームを有利に運びやすい。