解説
Part1とPart2の2部作となっている。
後に、ブギーポップシリーズのみならず多くの上遠野浩平作品に登場することになる、「世界の敵」の一人、水乃星透子 / イマジネーターの初登場作品である。
越水ナオキ作画で漫画化、2019年版アニメで映像化された。
あらすじ
炎の魔女こと霧間凪の義弟・谷口正樹は、高校への進学を前に海外から日本に引っ越してきたある日不思議な雰囲気をまとう少女、織機綺と出会う。
無口で無表情な綺との関係を深めていく正樹だが、ある日突然、彼女から「ブギーポップになって」と言われる。
一方、進学塾の講師・飛鳥井仁は、人の心の状態が「花」として見える能力を持っていた。それによって彼は、生徒たちの「花」に干渉して、悩みを解決するという行為を繰り返す。
そんなある日、仁はビルから少女が飛び降りる様を目撃する。だが少女は地面まで落ちず、周囲の人間にも見えない。戸惑う仁に、少女は自らを「イマジネーター」と名乗る。