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概要編集

1973年に存在が確認されM-1973のコードネームを与えられた北朝鮮装甲兵員輸送車中国63式装甲兵員輸送車が基本になっており、一般的な箱型車体を持ち兵員を収容可能な兵員室を設けている。エンジンを車体中央に置き前方に操縦席、エンジンを挟んで後方が兵員室と推測される。

武装は車体上部の旋回銃搭に14.5ミリ連装機銃を装備。更にMANPADS(携行式防空ミサイルシステム)を装備した車両も存在する。これは航空戦力と防空戦力の老朽化が著しい北朝鮮において、少しでもそれらを補うための措置だと思われる(戦車や装甲車にこうしたMANPADSが装備されるのは北朝鮮では特に珍しくはない)。

配備から40年以上経つものの後継はなく、現在も現役である。また派生型が多く様々な自走砲などのプラットフォームとなっている。

派生型編集

  • M-1977/M-1985

ソ連のD-74 122ミリを搭載した自走榴弾砲。M-1977とM-1985があるがどちらも酷似している。


  • 指揮車

車内容量を増やし無線アンテナや拡声器を備えた指揮官用。非武装。


  • 地雷処理車

地雷原を爆破して道を切り開く支援車両。導爆索を発射、爆破することで地雷を処理する。


  • M-1992自走迫撃砲

旋回砲搭に120ミリ迫撃砲を搭載。メディア露出が極端に少なく詳細は不明。


車体中央上部に14.5ミリ四連装機銃を搭載している。またこれとは別に後方上部に同じく四連装機銃を搭載したものも存在する。


車体後方に107ミリ多連装ロケット砲か120ミリ多連装ロケット砲を搭載したものの二種類がある。


  • 自走対戦車砲型

複数のタイプが存在するが口径や詳しいスペックは不明。いずれもオ-プントップ式。


  • 戦車駆逐型

9M14マリュートカ(AT-3サガー)対戦車ミサイルを搭載。


  • 自走対艦ミサイル発射機型

KN-01対艦ミサイルを発射機と併せて搭載。


スペック編集

重量 12.7トン

全長 6.2m

全幅 3.06m

全高 2.50m

エンジン ディーゼル(320hp)

最高速度 不明

浮航速度 不明

航続距離 不明

武装 14.5mm重機関銃×2、

装甲 圧延溶接装甲

乗員 3名(車長、操縦手、砲手)+歩兵5~10名

関連タグ編集

北朝鮮朝鮮人民軍兵員輸送車装甲車

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