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概要編集

女性ドライバーによるフォーミュラカーレースとして2018年10月に発足した。将来的にはF1ドライバーを生み出す事を目的としていたが、資金難から結局は挫折、カテゴリー消滅の憂き目に遭った。


また、女性のみのこのレースカテゴリーについては、一部の女性ドライバーの間からは「女性ドライバーを不当に差別している」という声が上がっていた。


なお、日本からも小山美姫(2019年と2021年)と野田樹潤(2022年)が参戦している。


車両編集

イタリアのフォーミュラーカーメーカーであるタトゥースが手掛けているF3 T-318を使用していた。 オートテクニカ・モトーリ製4気筒ターボエンジンを搭載し、270馬力を発生し、SADEV製6速トランスミッションを組み合わせたもので、 ダブルウィッシュボーンプッシュロッドサスペンション、Koni製の2方向調整可能なダンパー、Marelli製のECU、Brembo製のブレーキを備える。 このマシンに使用されるタイヤは、オフィシャルタイヤサプライヤーであるハンコックタイヤ社から供給された。


歴史編集

2019年にドイツツーリングカー選手権のサポートレースとしてスタートした。そのため会場はホッケンハイムリンク、ゾルダー、ミサノ、ノリスリンク、アッセン、ブランズハッチと、全てドイツ国内のサーキットでの開催となった。初代チャンピオンはイギリスのジェイミー・ローラ・チャドウィック。


2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあり、「ロジクールG (Logitech G)」、「Beyond Entertainment」、レーシングシミュレーター「iRacing」と協力しての「Wシリーズ Eスポーツリーグ」というeスポーツとして開催。 2020年のWシリーズへの出場権を獲得した 18人の女性ドライバーと特別ゲストが、10の仮想レーストラックにまたがるEスポーツ競技会に参加した。このシーズンのチャンピオンはオランダのベイツケ・フィッサー。


2021年はサーキットレース形態に戻されたうえ、F1のサポートシリーズとなったうえ、2部構成のシーズンフィナーレを務めた「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ」が追加された。 スポーツウェアメーカーであるプーマによる新たなチームスーツのデザインも特徴だ。 2021年シーズンはヨーロッパからアメリカまで全7会場で開催され、ジェイミー・チャドウィックが2度目のチャンピオンに輝いた。


2022年シーズンもF1とのパートナーシップを継続した。当初は8会場でのシーズンとなる予定だったが、鈴鹿サーキットでの日本のレースがシンガポールのレースに置き換えられ、COTAとメキシコのレースが変更され、6会場に短縮された。 しかも開催期間中であった10月に、財政難を理由に残り3戦の開催を断念、これに伴いジェイミー・チャドウィックが3度目のチャンピオンとなった。


結局2023年6月に運営母体は破産、これに伴い再開催の道は絶たれ、消滅したのであった。


Wシリーズは実質的に「F1アカデミー」に取って代わられ、F4に相当する女性レーサー向けのジュニアチャンピオンシップとして2023年2月上旬に発足し、同年4月下旬にシュピールベルク(オーストリア)で初シーズンを迎えた。

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