概要
1992年にリリース。発売時のキャッチコピーは「音速伝説」。
「NEW MACH WAVE(4ストロークのマッハ)」をコンセプトにZXR400のエンジンをデチューンし、アルミ製ダイヤモンドフレームとフォークマウントの角目異形2眼ヘッドライトというルックスに加え、右側の4-1-2の2本出しマフラーで中低速域のトルクを重視したセッティングを施された一台。
それでもって乾燥重量が168㎏と、同年に発売された同クラスのライバル車でもあったCB400スーパーフォアの189㎏やGSX400Sカタナの186㎏と比較しても軽量で、他にも水温計と燃料計も装備されていたり(スーパーフォアは水温計のみ、カタナはどちらもなく、水温警告灯が装備されていた)、ラジアルタイヤも標準装着され、燃料コックもグローブを装着しても回せるよう大型化されるなど、上記2車と比較しても至れり尽くせりの装備も特徴だった。
・・・が、ありとあらゆる意味で「はやすぎた」所為で販売が振るわず、1度車体色の変更をしたのみ(車体色変更車のみエンブレムがステッカーに変わった)で3年後に生産完了。総生産台数は2605台。
その後訪れた「ストリートファイター」には合致していたものの、あまりの稀有さに「幻」と言われることも。
小ネタ
2003年に発売されたZ1000(海外専売車)は当初「ザンザス900」として某バイク雑誌でスクープされていたが、Z1000(空冷時代)の商標が切れる直前だったためZ1000として発売された。
総生産台数も少なくマイナーな車種でありながら、2004年発売のスパイクから発売されたPS2ソフト「RSII 〜ライディング スピリッツ2〜」に収録されている。
関連タグ
バリオス:ZXR250ベースのネイキッド。ザンザスより1年早く発売。
エストレヤ:ザンザスと同時期に発売されたクラシックタイプのバイク。短命だったザンザスとは異なり25年という長期に渡って販売された。
XANXUS:『家庭教師ヒットマンREBORN!』の登場人物。
CBR400F:角目繋がり。
CB400スーパーフォア・GSX400S KATANA:同年発売の400CCクラス4気筒車。