概要
同社がZEPHYRで起こしたネイキッドブームに乗せる形で、ZXR250の250ccDOHC水冷4気筒エンジンを流用して作られた。
レーサーレプリカ由来のエンジンのため、レッドゾーンが19,000rpmという超高回転型である。
本車への流用に合わせ、シリンダーにフィンに似せた突起が設けられた。
主な変化点はリアサスペンションがツインショックになった点であり、外見で容易に判別できる。
2002年から2005年まで、SUZUKIにOEMで出されたときには「GSX250FX」という名で売られていた。
2007年の排ガス規制により、ライバルのホンダ・ホーネットと共に生産終了。
これをもって250ccクラスの4気筒エンジンというパッケージングは一旦絶滅した。
維持費が安く高性能である事や、4気筒の奏でるレーシーなサウンドから、未だに人気が高い。
余談
車名の英語表記が「BALIUS」であることから、「バリウス」と誤読されることが多い。
同じZXR(400)ベースの「XANTHUS(ザンザス)」と同じく、車名の由来はギリシャ神話の馬から採られている。