概要
北欧神話や伝承、それに端を発する中世文学に登場するアンデッド。
霊体ではなく実体のあるゾンビであり、多くの場合。生前は戦士である。
死霊術師やより上位のアンデッドに使役されるよりは、
自分の墓から出ずに副葬品の宝物を守り続けている事が多いらしい。
余り情報が多くないため、現代の創作では出番が少なく独自のアレンジを施される事が多い。
関連イラスト
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TES:Ⅴ「Skyrim」のDraugr
アンデッドの主要な種族「ドラウグル」として飽きるぐらい登場。
北欧の山岳地帯モチーフの本世界観では「ノルド人戦士の寒冷地ミイラ」となっている。
「怨霊化したかつての英雄」「怨霊化しなかった、または耐久限界をむかえ二度目の死を迎えたただのミイラ」「太古の昔に世界を支配したドラゴンの手先「竜教団」の戦士が死後も仕え続けている」など様々なパターンがあるが、ネームド個体以外は基本的にすべて「ドラウグル」。
主に古代ノルドの墳墓を彷徨っていたり、侵入者に反応して棺から這い出てくる。
棺に入らず休眠している個体は隠密スキル次第で起こさずに近づいて真正面からじっくりと不意打ちワンパンキルすることも可能。
知能はゼロに等しいが皆無ではない。そのため多くの場合、墳墓にはドラウグルが想定外の行動を取らないように要所要所に簡単なパズルやしかけ扉が仕込まれている。要するにドラウグル系ダンジョンのトラップは侵入者ではなく警備員であるドラウグル自身に向けられたものである。
(身も蓋もない事を言えば「数千年も解除されなかった古代遺跡の罠が画面の前でピコピコしてる貧弱現代人に解けるわけないだろ!」というツッコミに対する理由付け)
ゲーム上の能力
最上位種はダンジョンボスとして出現する「デス・オーバーロード」。雑魚モンスターとしてはワンランク下の「デスロード」が最高。
下位種は鋼鉄製の「古代ノルド」シリーズ、上位種は「黒檀」シリーズ(※樹木ではなく架空金属)を装備しており、撃破後に剥ぎ取ることで金策に役立つ反面重量を圧迫する。
上位種は主人公であるドヴァキンの使うものと同様の吹き飛ばしと武装解除のシャウト(魔法)を習得しており、吹き飛ばされると物理的に立ち直るまでに時間ががかりイライラさせられる。
後者はレベル上昇で早々に無効化できる反面、運悪く低レベルのうちに直撃をもらうとユニーク装備が弾き飛ばされ行方不明になるということも。
あまりにもたくさん出てくるだけあって全体的には強くも弱くもない中堅モンスターといったところ。
ただしラストダンジョンだけは、入口で上位種が弓を構えて正面の通路を高所から包囲しているため、何も考えず突撃すると集中砲火を受け珍しく苦戦する事がある。