「熱く燃える一夜の夢のような一時をご提供いたしますわ…!!」
CV:日笠陽子
概要
『天の智慧研究会』に所属する第二団《地位》クラス(アデプタス・オーダー)の魔術師。他の構成員と比べて密偵・斥候のような役回りが多いが、その実力は決して侮ることができないレベル。
おかっぱのような短めの黒髪にメイド服姿でいることが多い。常に浮かべる笑顔の裏に計り知れない狂気を孕む得体の知れない女性。
人物
アルザーノ帝国大学経済学部首席卒業。剣術・魔術も超一流で、王室に女王付き侍女長兼秘書官として雇われる。しかしこれは組織がある計画を進めるうえでの準備に過ぎず、魔術競技会で作戦が失敗した際に行方をくらませている。
性格も王室に居た頃は穏やかな雰囲気を装っていたが、実際は組織の他の構成員と同じように一般的な倫理観が一部欠落した狂人。表情こそ基本的ににこやかだが、時折狂気が滲み出る不気味な笑みは言いようのない残酷性を感じさせる悍ましいもの。
狂気を含みこそすれ大体の場面では冷静な対応を見せ、素の言葉遣いも非常に丁寧。敵に対しても心の中まで「~殿」とつけるくらいには礼儀正しい。
また、女性に対し横暴な振る舞いを見せる男性にはどうしようもないほどに殺意を抱くという一面も見せる。女好きとか男嫌いのような話ではないらしく、グレンやアルベルトのように優れた能力を持つ男性の前では頬を紅潮させて喜ぶ場面も。
戦闘で気分が高揚するシーンもあるため戦闘狂のようにも見えるが、各所で冷静さを失わない頭の回転の速さを持つ。やはり捉えどころのない人物である。
能力
凄腕の死霊術師であり、無数の死体を使役して物量戦術で敵を追い詰める。通常の詠唱を省略した魔術も行使するほか、本人はナイフを携える。
加えて彼女本人に独自の不死性が存在し、薬物にも魔術にも関係しない驚異の回復能力を備えている。アルベルトの魔術の直撃による全身火傷も瞬く間に治癒した。これらの厄介な能力と本人の冷静さ・用心深さにより、捕まえるのは至難の業である。