概要
マフティーの一員であるモビルスーツパイロットで、メッサー2に搭乗する。年齢は30歳前後。
顎が少し長めであり、それを気にする癖がある。
小説版では挿絵が無くどんな姿か分からなかったのだが、ゲーム『SDガンダム GGENERATION-F』で初めてデザインされた。
映画版では、ゲームとは全く違った容姿となっている。pixivにアップロードされている絵は本記事のサムネイルを含め、こちらのものがダントツに多い。
小説版
挿絵がないので、詳細なデザインは無かった。
シャアの反乱時に連邦政府軍のパイロットとして、地球連邦政府軍西方百八十三部隊に所属し、実戦より過酷な訓練を行っていた。毎日実戦訓練を積んでいた軍人崩れで、秘密結社マフティー・ナビーユ・エリンの戦闘要員。
ダバオのタサダイ・ホテルに宿泊していた7名の連邦閣僚を粛正、およびホテルで身動きが取れなくなっているハサウェイ・ノアを救出するべくメッサーで襲撃するも、突如現れたペーネロペーに苦戦し、その時のダメージが祟りグスタフ・カールに囲まれ投降。連邦軍の捕虜となる。
ペーネロペーに乗せられ人質となるが、マフティー・ナビーユ・エリンの乗るΞガンダムによって救出され、以後の作戦においてもパイロットとして参加。
アデレード空港戦ではペーネロペーのファンネル・ミサイルを回避し右足の装甲を損傷させる活躍を見せた。連邦議会襲撃作戦失敗後の消息は不明。
ゲーム版
2000年に発売されたGジェネレーションFにて出典である閃光のハサウェイが参戦。
デザインやCVも同作にて設定され、以降のシリーズでも同じ設定で続投されている。
小説で容姿に関する設定が殆ど無かった為、ゲーム版では独自設定で容姿が描かれた。ゲーム中のやりとりは所々カットされているが、原作小説を踏襲している。
本作でCVを務めた竹村拓は同じくGジェネレーションFにてシナリオが本格的に収録された機動新世紀ガンダムXにてランスロー・ダーウェルを演じており、同作発売から2年後の機動戦士ガンダムseedでマルコ・モラシムを演じた。
映画版
今作では、様々な大戦を戦い抜いたベテランパイロットであり、顔の左側に傷跡があると設定変更された。メッサー2のパイロットを務める。
ガウマンのCVを務めた津田健次郎は、2011年の『機動戦士ガンダムAGE』のドール・フロストに続いてガンダムシリーズで2役目である。
ダバオのタサダイ・ホテルに宿泊していたハサウェイ・ノアからマフティーの嫌疑を逸らす為に、同ホテルに攻撃を行い閣僚を粛正。
迎撃に出てきたケネス・スレッグのキルケー部隊率いるグスタフ・カールの部隊と交戦。
部隊を指揮するケネスの民間人の損害を無視した破天荒な戦闘に振り回されるが、三機を墜とす戦果をあげる。
しかし、増援として突如現れたペーネロペーの圧倒的空中戦性能に翻弄され、グスタフ・カールの攻撃によりランドセルを損傷、キルケー部隊に敗北し捕虜となる。
尋問中は、ケネス・スレッグ大佐にも怯まずに「マフティーはシャア・アズナブルの幽霊なんかじゃないかってな」と挑発するが、痛めつけられて気絶する(シャアの亡霊が現れた時代からそれほど間もなのでケネスのような軍人からすれば洒落にならん発言である)。
その後、クスィー受領のために動くマフティーに対して迎撃行動に移っていたペーネロペーに敵に対する人質として気絶したままコックピット内に放り込まれる。
意識を取り戻した際にはすでに戦闘区域へ突入しており、手と足を縛られたまま固定もされていなかったため、縦横無尽に動き回るペーネロペーの機動に振り回されコックピット内を転がりまわる羽目に。
そんな状況でも対峙するクスィーの動きを冷静に読み取り半ば成り行きでペーネロペーのパイロットであるレーン・エイムに助言を行うなどベテランのパイロットらしい風格を見せた。
暫しの射撃戦の後に、ビーム・サーベルによる鍔迫り合いの際に接触通信でクスィーのパイロットであるハサウェイとコンタクトを取る。
裏切りか、脅されているのかと問うハサウェイにガウマンは自分など構わず撃墜しろと伝えるが、ハサウェイは怯まず挑発を行った。
そして、挑発に乗せられたレーン・エイムによって拘束を解かれた後に、場所を特定出来るようにライトを持たされコクピットから降ろされる。
そして空中でΞガンダムのコックピットへと受け止められた。
なお、この際に瞬時にハッチからコックピット内に入り込み衝撃を受け流す一連の動作はベテランの軍人である事を裏付ける描写と言える。
空中でほぼ静止しているとは言え、一般的なドアサイズのハッチに高所から飛び込む事がどれだけ難しいかは想像できるだろう。(普通であればどこかしらに体をぶつけるか、そのまま海へと落下してもおかしくはない)
そして、コックピットに入り、すぐさま後方のスペースへと移動。
一撃離脱戦法を思案するマフティー・ナビーユ・エリンに対し、「やってみせろよ、マフティー!」と鼓舞するなど年長者の貫禄を見せた後は、快勝を遂げたマフティーと共に基地へ帰投し、包帯巻きでベッドに張り付けられながらも仲間と共にマフティーの健闘を称えた。