概要
話し合いや小細工に頼らず、とにかく力任せに物事を進めること。特に、理屈に合わないことを実力行使などで強引に進める時のことをいう。類義語として「無理が通れば道理が引っ込む」がある。
近年では過剰な宣伝・プッシュのことをそう呼ぶことがあるが、これは誤用であるとして「ゴリ推し」と言い換えられることもある。
コンピュータゲーム等におけるゴリ押し
攻め方を深く考えずに、とにかく道具や仲間を揃えHPを上げて力押しする、無敵時間やバグを悪用して強行突破するようなプレイ手法(極端なものでは「レベルを上げて物理で殴ればいい」となる)のことを言うこともある。RTAにおいても活用される。重度の課金によって極限まで戦力や可能性を上げる場合もある。
ゲームが苦手な方やどうあがいても勝てないプレイヤーには一種の救済にもなりうるが、無理ゲーや難易度によっては通じない、ダメージを受けた際の怯みやノックバックによってゴリ押し自体が困難な場合もある。
語源
元は「ゴリ」という魚(ゴリラではない)を捕まえる方法が、「川にすのこを張り、群れを川下から追い立ててすのこの下におびき寄せ、強引に川底にすのこを押し付けて捕獲する」という実に力まかせな漁法だったことから取られている。「ゴリ」とはヨシノボリやヌマチチブなどの川魚(主にハゼなどの底生魚)の地方名らしく、地方によって何の魚を表すかは異なる。
関連タグ
レベルを上げて物理で殴ればいい(ただし、ゴリ押しには物理的構造無視の要素もある)
強行突破:似たような意味の言葉