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概要編集

エジプト神話に登場する大気

シュー、シュートと表記される場合もあり、その名は“立ち上がるもの”、或いは“空虚”を意味する“シャウイ”が由来とされており、天と地の間に存在し、“四つの風”と共に大気を循環する存在であるといわれている。


ダチョウの羽毛を頭に飾った姿の男神で、ウアス杖とアンクを持った姿で現され、時にはライオンの姿で現される軍神としての側面もあるが、戦争の神ではなく、秩序の体現者として、太陽の舟の守護者として邪神アポピスと戦う存在であるという。


尚、嵐の神であるセトとは違い、シュウは穏やかな大気や生命を育むを司るとされ、毎朝シュウが太陽神ラーに生命を吹き込むと考えられていた。


ヘリオポリス系の創世神話によると、創造神アトゥムによって妹の湿気の女神テフヌトと共に誕生したとされ、テフヌトとの間に設けた子供たちの大地の神ゲブと天空の女神ヌトが何時まで経っても抱き合って離れない為、そこを通る事ができないシュウは無理やり間に入って天と地を引き離したといわれている。


関連タグ編集

ゲブ ヌト 風神 エジプト神話

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