「お前ら、その金。本当に平等(公平)に分けたつもりなのかい?」
半分イコール平等という先入観だらけの現代社会に真の平等を伝授する彼こそが、公平戦士・ザ・センターマンだ!(ナレーション:内村光良)
「人は五分だ五分だと言うけれど、本当は7:3くらいがちょうどいい。ザ・センターマン!!」
概要
コントの正式名称は『ザ・センターマン』。もしくはサブタイトルに『Are you fifty-fifty?』と表記される。
左半分だけの服を着て、右半身は裸の男・センターマンが、武富士のCMソング『シンクロナイズド・ラブ』に合わせて踊るという内容。踊る際には武富士ダンサーズならぬセンターガールズと呼ばれる女性ダンサーも登場し、CMソングと合わせてパロディしている。
コント毎に異なる登場人物2人のお金の分け前を、「本当の五分」に分けさせようとする公平戦士。「7:3くらいがちょうど良い」などの独自の判断基準を持っているため、当人達が納得した上で新たに分け前を決めても苦言を呈することがある。10:0で納得した回もあり、いくらに分けるかは登場人物の境遇とシチュエーションによる。
ちなみにウンナンの二人を相手にした際、相方を思いすぎるあまり「今日のギャラは全部内村に渡すし、なんなら同じ額をポケットマネーから小遣いとして追加で出す」と南原が言い出した時は、「いや、20:0はちょっと……。彼だって僕たちと同じ空気を吸って生きてる、地球の仲間なんですよ……?」とドン退きしていた。
一見ヒーローのようでもあるが、強盗2人が銀行から奪った札束をも公平に分けさせようとする辺り正義の味方というわけでもない。
ちなみに下半身は綺麗に剃っているらしい。何をと言ってもあの毛であるが。
放送当時、(CMをパロディされた)武富士からは黙認されていたらしいが、フジテレビと所属事務所の偉い人からガッツリお叱りを受けたらしい。そのためか以前にCSで笑う犬の冒険が再放送された際に、不祥事や芸能界から引退した人物が登場するシーンとともにこのコントもカットされてしまった。
また、演じた原田曰く「妻は見せないように気を使っていたが、うっかり見てしまった娘は泣いた」との事。
余談
pixivではセンターマンのイラスト以外にも、右半身と左半身で外見の違うキャラクターにこのタグが付けられる場合がある。
関連タグ
人造人間キカイダー:アンシンメトリーな姿、赤と青の配色などオマージュ元の一つ。
星獣戦隊ギンガマン:登場時のBGMが当作の挿入歌「銀河の王者!ギンガイオー」のインスト
清水アキラ:元ものまね四天王の1人。「サライ」を披露する際、谷村新司と加山雄三を左右半身に分ける事で、一人二役を演じた。
ギル:ストリートファイターⅢ及びストリートファイターVに登場するボスキャラクター。体の半分が赤、もう半分が青という配色な為、ファンの間ではセンターマンと呼ばれた。
仮面ライダーW:2人が合体して仮面ライダーになる特徴があり、体の左右で色が違う。
ムサシ:アニポケの登場人物。デコロラ編終盤、上記の清水氏の要領でムサコジの一人二役を演じた。
髙羽史彦:呪術廻戦の登場人物。センターマンと同じ台詞や格好をオマージュ(?)している。「初めて爆笑を教えてくれた」とリスペクトしているが、虎杖が「アナタはセンッ……」と言いかけた所で「それ以上はいけない……」と止めている。
八意永琳:服装が左右別色な上に赤と青の配色と共通点が多く、ファンからネタにされる事がある。