現在はコーチとして名高い。キム・ヨナ、羽生結弦を五輪金メダリストに導いた。
1989年に出演したテレビ映画「氷上のカルメン(Carmen on Ice)」ではエミー賞に輝いた。カナダを代表するスターである。
現役当時、最高難度のジャンプだったトリプルアクセルを安定して跳ぶことができる数少ない選手であったため「ミスター・トリプルアクセル」と称された。
なお競技で披露することはなかったものの、練習では1985年当時で既に4回転トウループを跳んでおり、この映像を見た羽生結弦は「すごいスピード!助走でスリーターンから跳ぶのは僕と同じだ」と驚いていた。
ゲイであることをカミングアウトしており、同性のパートナーと暮らしている。
略歴
選手として
カルガリー五輪のショートプログラム
カルガリー五輪では世界チャンピオンとして金メダルを過剰に期待されたが、銀メダルに終わり、当時カナダのマスコミから「負け犬」と叩かれることとなった。
これがトラウマとなり、自分の演技を長年見返すことができなかったという。
ようやく消化できたのは、羽生結弦が金メダルを獲得した後だという。
カルガリー五輪から実に25年後のことだった。
コーチとして
2006年よりコーチとしての活動を始める。
指導拠点とするカナダの「クリケット・クラブ」は、トップ選手を多数擁する名門として名高い。各分野のスペシャリストからなるチーム体制で選手個々の指導にあたっており、この体制は「チーム・ブライアン」と称される。
ヨナとの師弟関係解消後はハビエル・フェルナンデス、羽生結弦などを指導。
2014年ソチ五輪で羽生を金メダルに導いた。
コーチとしてオリンピックの金メダリストを2大会連続で輩出したのはオーサーが初めてとなる。