プーカ(妖精)
ぷーか
人間の言葉を話す事ができるほか、変身術に長けており、鷲の姿や黒山羊は勿論、人間の姿を取る事もあるが、特に黒馬の形態を好んで取るとされる。
大変悪戯好きで人を背中に乗せて走る事を好み、真夜中に酔っ払いや疎い旅人に馬の姿で近付くと、言葉巧みに声をかけて背中に乗せると荒々しく失踪して一晩中走り回ってどこか遠くへと置き去りにしたり、頭から真っ逆さまにふるい落として高笑いしながら意気揚々と去って行くとされる。
また、夜に旅人を待ち構えてその背中に乗せ、命がけの乗馬を堪能させ、無事に戻って来た時には全く別の姿に変えられており、二度と元の姿には戻れないという話も伝わっている。ただし、このような仕打ちを受けるものは自分達を蔑ろにしたり、怒らせた相手がターゲットになる事が多いようだ。また、上手い具合に出現できない場合は柵を破ったり、家畜を切り裂くといった暴力に訴える行為を行うとされている。
しかしその一方で自分たちに親切にしてくれた者に対しては仕事を手伝ってくれたり、恩恵をもたらしてくれる義理堅い一面も持っているといわれている。
夢魔の一種であるともされており、彼らが屋敷の軒下で眠ると、住人はとんでもない悪夢にうなされてしまうともいわれている。
なお、一説によれば生前怠け者だった人物がプーカになってしまうともいわれており、そのようなプーカは夜中に家の中を掃除してくれたり、お皿を磨いてくれたりしてくれるが、悪戯は余程のことが無い限りしないとされる。また、掃除してくれたお礼にプーカに上着を新調してあげると、生前の行いが許され昇天できるといわれているという。
また、晴れているのに雨が降るのは夜に彼らが現れる前兆であるともいわれており、11月1日だけは悪戯好きな彼らの大人しいとされているほか、地域によってはお腹を空かせた彼らの為に若干作物を残しておく所もあるという。
なお、地域によっては尊敬の対象となっており、彼らに敬意を払えば人々に幸運をもたらしてくれるとされ、11月に山から人里へと降りてきて、預言や警告を伝えてくれるという。
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黒い羊【blacksheep】 はみ出し者、厄介者、変わり者 ホワイト様に「帰ってこないか」って言われる元堕天使の妖精プーカ 黒い羊は案外幸せなので戻る気はないという話 関西弁があやふやなのは許してほしい うっかりブラックチャンネル沼に足を滑らせました とりあえずエピソード0は見たので他の話も追々見たいと思ってます プーカというとだいたいは馬の姿なんですが羊に絡めた話がしたくて羊になりました 髪型はふわふわのハーフツインお団子。羊の角のイメージです ちなみに鐘叩きという名前の由来は鐘楼の鐘をうっかり叩き割ったことからこの名前で呼ばれるようになったとのこと 元堕天使という設定は「妖精とは救われるほど良くもないが、救われぬほど悪くもない堕天使」(『ケルト妖精物語』/W・B・イエイツ編)というのが元ネタです ちなみにまきおさんは女性で名前を漢字で書くと「牧緒」になります。ファンタジー小説書きですがベルいわくあんまり売れてないらしい2,888文字pixiv小説作品