ベリアル(メギド72)
べりある
「ソロモンの指輪」なしでも超常の力を振るうことができる追放メギド、「不死者」の一人。
不死者の中でも突出して長い時を生きる、最初の「追放メギド」。
※本記事はキャラストーリーに加えてメインクエスト5章までのネタバレを一部含む可能性があります。
人物
寡黙かつ淡白で、数百年単位で人のいない谷に住み着き世捨て人として過ごしているため、ボケたような発言をすることが多々ある。
普通のヴィータがソロモンの指輪を扱えるようになる「アルスノヴァ血統」を人為的に生み出した張本人であり、それが伝播し強化され、指輪を完全に扱えるだけの力を得たヴィータが現れるのを長きにわたって待ち続けていた。
追放メギドを含むヴィータの見分けがつかない(ベリアル視点の時は他人が全てモブ男性グラフィックになるという描写をされる)という重篤な問題を抱えているが、これはボケているわけではなく、転生時にメギドの「フォトンの流れで対象を感知する」感覚が残ってしまったことで、フォトンを操らないヴィータの個体差を認識できないため。さらに、前例もなく、突然異種族の中に放り込まれて生きなければならなくなった恐怖心から現状を受け入れることを心が拒絶して認識能力に障害が出ていることも一因であることが示唆されている。
さすがに言動を含めれば全く区別できなくもないようだが、たまに意図的に間違えるような節も見られる。この言動からかファンからは「ベリアルおばあちゃん」と呼ばれることも多いが、季節ボイス全てで『(春/夏/秋/冬)はヤバい』と発言するなど、おばあちゃん口調と言うよりはむしろ砕けた口調で話す。
「アルスノヴァ血統」を生み出す技術は、元々はこの問題の解決手段(フォトンを操れたり体内フォトンが変質したヴィータなら識別できるようになる)として考え出したものだった。
転生後は、彼女を差別せず保護してくれる家族に恵まれて育ったが、この問題に加えて自分が(まさか将来追放メギドがどんどん増えるなどとは考えなかったため)この世界で一人きりの存在であると認識していることから、ヴィータ社会に対する疎外感を強く持っていた。
転生後のヴィータとしての名前は「フラウ」だが、本編ではもはやそれを知るものはいない。
迷彩柄の軍帽を着用していたりして、出で立ちが軍人めいているが、特にそういった経験があるわけではない。
ゲーム中での性能
特殊システムの一つ「点穴」を扱うメギド。
「点穴」は累積されたその数値に応じて、そのキャラクターが次に放った単体攻撃に固定ダメージを追加するステータスである。
手間はかかるが、高防御力の突破、一撃で大ダメージを与えたい場面などにおいて猛威を振るう効果であり、ベリアル一人いれば十分点穴戦術は確立可能なため、保有メギドに依存しない攻略法として名が挙がる便利キャラである。
またベリアル固有の強みとして、覚醒スキルで発動する「固定砲台」という特殊状態がある。
点穴は通常、一度攻撃した時点で0になってしまうのだが、固定砲台状態の間は「点穴を10だけ消費する単体攻撃」を行えるようになる。
つまりこの状態で攻撃すると
点穴100の攻撃→点穴90の攻撃→点穴80の攻撃→以下略
となり、誰よりも点穴を無駄なく使える。
点穴メギドの中では原点にして頂点とも言える存在であり、彼女で初実装となった点穴を扱うメギドは以降も何人か出てきたのだが、「ベリアルが育ってるならベリアルでいい」と評価されることがほとんどであった。現在は専用霊宝によって独自の強みを得たプルフラスが、ベリアルと並ぶ点穴使いとして高い評価を受けている。
ただし、配布メギドとは言っても「不死者」共通の特徴として、育成に必要なアイテムが通常のメギドより遥かに厳しいのが難点。
実装時からしばらくはとりあえず育てるべきメギドとして名が挙がっていたが、最初からいるブネが専用霊宝によって非常に強力なアタッカーに化けたこともあり、現在はそこまでの優先度ではなくなっている。
ソロモンから離れたデカラビアに召喚されてしまい、指輪の強制力でソロモン達と敵対してしまうが、デカラビアを退けたソロモンに再び召喚され、彼に「魂を触れられた」事でリジェネレイトのきっかけを得る(その後、長い試行錯誤の末にようやくリジェネレイトに成功する事になる)。
スタイルはバーストで、固定砲台ならぬ「焼夷砲火状態」という特殊な状態を扱い、与えたフォトンを全て焼夷フォトンに変え、自分の行動順で全て同時に発射し、相手に炎上・狂炎地形がある場合その地形ダメージも追加で与える。ただし焼夷フォトンによる攻撃後はオーバーヒート状態になり、他メギドの能力などでフォトンを追加しても同一ターン内に再度攻撃を行うことは出来ない(オーブによる行動は可能)。
スキルで炎上の地形効果を与える事ができ、また奥義は炎上、狂炎の地形にいる敵に対して特攻ダメージが乗る。覚醒スキルの仕様上、狂炎を扱うメギドと組ませる事で最大限の力を発揮する。
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- 名探偵クロケル! シリーズ
名探偵クロケル3! ~目撃者はベリアル~
見た目はヴィータ、頭脳はメギド、その名は『奇跡の名探偵・クロケル』! 第三話の舞台はペルペトゥム遺跡! ひょんなことで遺跡に行ったクロケルを不可解な窃盗事件が待ち構える! ☆この話は続き物となっています。ところどころ前作を読んだ方が分かりやすくなっているところがあります。 ☆今回の話はメインストーリー五章と六章の間という前提で書いています。六章の事件はまだ起きていないので、ご注意下さい。 ※実際のところ、推理ものの皮をかぶった別物です。 ※なお作者は貧弱ソロモンなので、召喚できていないメギドは基本的に名前のみの登場です。 ※メイン最新話および登場するメギドのキャラストは軽率にネタバレします。22,207文字pixiv小説作品 【Web再録】Golden Slumbers【不死者中心オールキャラ】
2022年9月18日Goetic Rings 7の新刊だった不死者中心オールキャラ小説の再録です。「不死者の眠る場所」をテーマに、1柱1篇ずつ短編を収録しています。カップリング描写はありません。 当時お手に取ってくださった皆さま、ありがとうございました。 2022年9月1日までの原作中の描写、および関連の情報をもとに制作しています。当時の情報をもとに諸々捏造を重ねているので現在の設定と矛盾が生じている箇所もあるかと思いますが、雰囲気でお楽しみいただけると幸いです。26,969文字pixiv小説作品【Goetic Rings 7】新刊『Golden Slumbers』サンプル【不死者中心オールキャラ】
2022/9/18開催Goetic Rings7にて頒布予定の小説本のサンプルです。 「不死者の眠る場所」をテーマに、1柱1篇ずつ短編を収録した不死者中心オールキャラ短篇集です。 サンプル部分はベレトの話とパイモンの話の前半ですが、本には不死者全員います。 カップリング描写はありません。 ■詳細・注意事項 『Golden Slumbers』 A5変形判/本文60頁/400円(会場価格) 【東6ホール メ42a コバコ】にて頒布予定 通販はとらさんにお願いしています↓ https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040031016208 よろしくおねがいします!6,474文字pixiv小説作品7/28ゴエリン14新刊ソロベリ本サンプル「夢現 唯、一人 君を想う」
メギド72のベリアルが捕縛能力を持った幻獣に魂を囚えられ、ソロモンがベリアルの記憶を辿って幻獣の手がかりを探る最中にベリアルの過去を知る話です。 ソロ←ベリ(ベリアル)です。 大変素敵な表紙はtatinami(https://www.pixiv.net/users/7996040)さんにお願いしました。 2024/7/28 Goetic Rings 12 東京ビッグサイト西2ホール チ18b にて頒布予定の本のサンプル(あとがき除き全文)です。気に入られた方は是非お立ち寄りください。 文庫サイズ 表紙モノクロ/カバーフルカラー 74P 500円21,174文字pixiv小説作品- メギド72
長き孤独に寄り添う
時系列は7章の前ぐらいでしょうかね、作中でも書いてある通りペルペトゥムにヴィータが増え始めた頃のお話です。 ベリアルとアイムは長く生きてきた中で非常に対照的な人生を送ったメギドだなと思ってます。 同じくヴィータに愛されながら育ち、そのヴィータに裏切られて……ベリアルはそこで心を閉ざしてしまいましたが、アイムはそれでもヴィータたちと適切な距離を保って寄り添いながら生きることを選びました。 それでも、きっとアイムはベリアルが心を閉ざしてしまった気持ちを理解できるし、ベリアルもアイムがヴィータの傍で生き続けた気持ちもわかるんじゃないかと思います。 二人の孤独は別物だけど、とてもよく似た孤独なんじゃないかなあと……そんな二人だから、どこか特別な絆で結ばれていればいいなあと思いますね。2,937文字pixiv小説作品 【メギド】天使のだまし絵
ソロモンと違う『視覚』をトーア公アイゼンが持っていたらというIF生存ルートの習作です。 今後ゲーム本編でトーア公が再登場する機会があるようなら、この設定とテーマを使って何か書いてみたいと考えています。(やる気と時間が捻出出来たら)3,516文字pixiv小説作品11/23ゴエリン12新刊ソロベリ本サンプル「待ち人来たり、夕餉の時」
メギド72のベリアルがアイムらと協力してペルペトゥム料理を開発、軍団に振る舞う話です。 ソロ←ベリ(ベリアル)です。 大変素敵な表紙はtatinami(https://www.pixiv.net/users/7996040)さんにお願いしました。 2023/11/23 Goetic Rings 12 東6ホールま62b にて頒布予定の本のサンプル(全文)です。気に入られた方は是非お立ち寄りください。 文庫サイズ 表紙モノクロ/カバーフルカラー 62P 500円17,777文字pixiv小説作品