概要
CV:釘宮理恵
ヴァンピィはCygames制作のソーシャルゲーム『神撃のバハムート』に登場するキャラクター。後に『グランブルーファンタジー』『Shadowverse』『プリンセスコネクト!Re:Dive』にも出演した。
当記事では主に神撃のバハムートとShadowverseにおけるヴァンピィについて解説する。
グランブルーファンタジーにおけるヴァンピィはヴァンピィ(グラブル)を、プリンセスコネクト!Re:Diveにおけるヴァンピィについてはヴァンピィ(プリコネ)を参照。
神撃のバハムート
かつて存在した種族・天人によって天空城に幽閉されていた吸血鬼の少女。無邪気かつ年相応の天真爛漫な性格を持つ。
初登場時には長い眠りから覚めたばかりであり、記憶を失っていた。現在はクイーンヴァンパイアの元、ブランバニア城にて落ち着いているが、退屈な生活には飽き飽きしている。
同じく吸血鬼の弟にヴァイトがいる。
弟共々、元は人間であり、吸血鬼と契約を結んだ村に母・弟と共に暮らしていたが、吸血鬼に敵対する狼人族によって村が襲撃されてしまう。吸血鬼たちは姉弟しか助けることができず、憐れに思ったクイーンから力を分け与えられたことで吸血鬼となった。
そのため吸血鬼たちの次期女王でもあり、《真祖》の力を併せ持つ。またそのような経緯であるため、よくある設定に反して純粋な吸血鬼ではない。
ピンク色の小さな幼竜「エリザベス」が相棒であり、ヴァンピィは「ベスちゃん」と呼んでいる。
このベスちゃんはヴァンピィ初登場時のカードの頃から一緒にいるという長い関係であるため、後にグラブルやプリコネRといった他作品にヴァンピィが登場した際はベスちゃんも一緒に登場する事が多い。
天空城の管理者であるスピネとは親友だが、天空城から出ることができなかった二人にとって唯一の友達同士であったという重い関係にある。長い眠りについていたのも、天空城から出ようとしたヴァンピィを止めたスピネの行動が原因。
『4コマのバハムート』ではこの点がギャグ成分によって拡大解釈され、スピネがヴァンピィに対するヤンデレとして描かれている。
上記した通り、中の人はツンデレキャラの第一人者として知られる釘宮理恵。
『ゼロの使い魔』とのコラボイベントでは、釘宮四天王のひとりであるルイズと共演を果たした。
またその可愛らしい声や性格などによって、ヴァンピィからも釘宮病が発生する例がある。
詳しくはけんぞくぅを参照。
グランブルーファンタジー
ゲームガチャで武器アゾットを入手でSSR版が、ヴァンプネイルでSR版が加入する。
ベスちゃんにんぎょう入手ではエリザベスとのペアSSRが加入。
詳細はヴァンピィ(グラブル)を参照。
Shadowverse
「それじゃあ、始めよっか!」
対戦型カードゲームShadowverseでは、2016年8月に実装されたヴァンパイアクラスのリーダースキンとして初登場。
CVは神撃のバハムートやグランブルーファンタジーと同じく釘宮理恵。姿は神撃のバハムートのマジェスティック・ヴァンピィをモデルにしてると思われる。
彼女に関するストーリーなどは現時点で存在しないが、愛らしい言動は健在で、グランブルーファンタジーとは違い元イラストの頭身そのままでアニメーションする姿はファンなら一見の価値はあるだろう。
また、その後はカードとしてもヴァンピィが何度が登場しており、現在は3種類(+2種類)のヴァンピィのカードが登場している。
第29弾カードパック『ミスタルシアの英雄』では、闇夜の姫・ヴァンピィに関する能力を持つスペルプリンセスドライブが登場した。
吸血姫・ヴァンピィ
第2弾カードパック『ダークネス・エボルヴ』にて登場したヴァンピィ。
「ヴァンピィちゃん登場~!」
カード名 | 吸血姫・ヴァンピィ |
---|---|
種類 | フォロワー |
クラス | ヴァンパイア |
レアリティ | ゴールドレア |
コスト | 2 |
進化前 | 攻撃力:2 体力:2 |
能力 | 自分の場にフォレストバットが出るたび、相手のリーダーに1ダメージ。 |
進化後 | 攻撃力:4 体力:4 |
能力 | 進化時 フォレストバット1体を出す。 |
自分の場にフォレストバットが出るたび、相手のリーダーに1ダメージ。 | |
CV | 釘宮理恵 |
収録セット | ダークネス・エボルヴ 女王の口付け |
クラスは当然ヴァンパイア。2コスト2/2と言う平均的なステータスを持ちつつ、フォレストバットが出るたび、相手のリーダーに1ダメージを与える能力を持つ。
進化で自らフォレストバットを出す事もでき、それ以外にもフォレストバットを出す能力を持つカードが多数あるヴァンパイアでは相手リーダーのライフをガリガリ削る事ができる。
また、これ以降ヴァンピィがリメイク登場する際は全てフォレストバットに関する能力を持つようになる。
闇夜の姫・ヴァンピィ
第8弾『起源の光、終焉の闇』では、念願のレジェンドのカードとして再登場を果たした。
「ヴァンピィちゃんに任せなさいっ!」
カード名 | 闇夜の姫・ヴァンピィ |
---|---|
種類 | フォロワー |
クラス | ヴァンパイア |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 4 |
進化前 | 攻撃力:3 体力:5 |
能力 | ・カインドクイーン・ヴァンピィ |
・ブラッドクイーン・ヴァンピィ | |
手札にあるとき、自分の残りPPが4以上で、復讐 状態ならチョイス したカードとしてプレイする。 | |
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ファンファーレ お互いのリーダーに2ダメージ。フォレストバット1体を出す。 | |
進化後 | 攻撃力:5 体力:7 |
能力 | |
CV | 釘宮理恵 |
収録セット | 起源の光、終焉の闇 |
※復讐…自分のリーダーの体力10以下で発動する能力。
※チョイス…複数のカードから選択する能力。
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
~2023/06/27
コスト | 6 |
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進化前 | 攻撃力:3 体力:6 |
能力 | 手札にあるとき、自分の残りPPが6以上で、復讐 状態ならチョイス したカードとしてプレイする。 |
進化後 | 攻撃力:5 体力:8 |
今回のカードパックの目玉となる新能力チョイスを所持しており、プレイする際に自分の残りPPが6以上で復讐状態なら、カインドクイーン・ヴァンピィかブラッドクイーン・ヴァンピィのどちらかをチョイス(選択)してプレイすることができる。
ちなみに条件を満たさずにプレイした場合、お互いのリーダーに2ダメージと自身の場にフォレストバット1体を出す能力が働く。
カインドクイーン・ヴァンピィ
「けんぞくぅ、ぎゅーしてあげる!」
カインドクイーン・ヴァンピィの能力は、ドレイン、EPを消費せず進化できる、自分の場にフォレストバットが出るたびそれが必殺と守護を持つ能力、ファンファーレでフォレストバットを出す能力の4つ。
進化して攻撃すればドレイン能力で自リーダーを5回復できる上に、上方修正後はEPを消費せず進化できるようになったため、そちらの動きが狙いやすくなった。
また、必殺と守護を持つフォレストバットを隣に置くこともできるため、総じて防御的なヴァンピィと言える。
ブラッドクイーン・ヴァンピィ
「ヴァンピィちゃんの力を見よ~!」
ブラッドクイーン・ヴァンピィの場合、ファンファーレでフォレストバットを出す能力は共通で、疾走、相手の能力で選択できない、自分の場にフォレストバットが出るたびそれが突進と必殺を持つ能力の4つの能力がある。
疾走を持つ上に相手の能力で選択できないため、攻撃役して強力。突進と必殺を持つフォレストバットによって相手の守護の突破も容易なため、総じて攻撃的なヴァンピィと言える。
その他
『起源の光、終焉の闇』では関連カードとして、フォレストバットを呼び出す最も基本的なカードである眷属の召喚がShadowverse初となる再録という形で再登場したほか、ヴァンピィをイメージしたスペル眷属への贈り物が同時期に収録された。
また、その眷属への贈り物のイラストに描かれているお団子は、神撃のバハムートのヴァンピィ初登場イベントを意識したものであるとイラストレーターのまよこがコメントしている。初期からの神バハプレイヤーならばニヤリとなるだろう。
紅き血の女王・ヴァンピィ
第25弾『極天竜鳴』では紅き血の女王・ヴァンピィとして久々のリメイク登場を果たした。
「夜も闇も!全部従いなさいっ!」
カード名 | 紅き血の女王・ヴァンピィ |
---|---|
種類 | フォロワー |
クラス | ヴァンパイア |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 2 |
進化前 | 攻撃力:2 体力:2 |
能力 | ファンファーレ 眷属への贈り物1枚を手札に加える。復讐 状態か狂乱 状態なら、さらに、眷属の召喚1枚を手札に加える。「EPを消費せず進化できる」を持つ。(1ターンに1体しか進化できない制限はある) |
進化後 | 攻撃力:4 体力:4 |
能力 | 自分の場にフォレストバットが出るたび、それは疾走 と必殺 を持つ。相手のリーダーに1ダメージ。 |
CV | 釘宮理恵 |
収録セット | 極天竜鳴 |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※復讐…自分のリーダーの体力10以下で発動する能力。
※狂乱…自分のターン中に自分のリーダーがダメージを受けた回数が7回以上なら発動する能力。
※疾走…場に出たターンでも攻撃できる能力。
※必殺…相手フォロワーに攻撃したり攻撃されたとき、その相手フォロワーを破壊する能力。
フォレストバットに関する強力な能力を持つレジェンド。時代を反映してか復讐状態のみならず狂乱状態でも追加の能力が働くようになっている。
進化後は能力修正前の夜天の吸血鬼を彷彿とさせる疾走付与がある上に相手リーダーへの1ダメージもあるため、吸血姫・ヴァンピィ以上に相手のリーダーの体力を削れる。
能力を働かせる際に必要なフォレストバットもファンファーレで供給できるうえに、特に眷属への贈り物はルームサービスデビルなどとのコンボ要員としても非常に優秀なカードであるため至れり尽くせりである。
実装後は、「宴楽ヴァンパイア」デッキにて上記ようなコンボを狙う形で使用されたほか、能力が復讐状態でも働くことを活かして、「モノヴァンパイア」と呼ばれる復讐を軸にしたコンボデッキでも使用された。
基本的にかなり強力なカードであるため、ローテーションでヴァンパイアのデッキを組む際はおおよそ採用されるカードとなっていた。
余談だが、『極天竜鳴』実装の1ヶ月ほど前には後述のようにプリンセスコネクト!Re:Diveにてヴァンピィがコラボ登場したため、それが今回のヴァンピィリメイクの伏線だったと言われる事もある。
プリンセスドライブ
神撃のバハムートの周年イベントがテーマとなっている第29弾カードパック『ミスタルシアの英雄』では、プリンセスドライブとして登場した。
公式のカード紹介では、神撃のバハムート内の8周年イベント『Mystalsia Festa!~ミスタルシアフェスタ~』が主な登場イベントとして紹介された。
また、『ミスタルシアの英雄』内ではイラスト違いバージョンも登場している。
カード名 | プリンセスドライブ |
---|---|
種類 | スペル |
クラス | ヴァンパイア |
レアリティ | シルバーレア |
コスト | 0 |
能力 | ・魔眼の蛇神・メドゥーサ |
・闇夜の姫・ヴァンピィ | |
チョイス した1枚を手札に加える。 | |
CV | 水橋かおり / 釘宮理恵 |
収録セット | ミスタルシアの英雄 |
※チョイス…複数のカードから選択する能力。
『ミスタルシアの英雄』で多数登場している、過去カードをトークンとして扱うカードの一つ。
かつてのヴァンピィやメデューサのレジェンドである闇夜の姫・ヴァンピィや魔眼の蛇神・メドゥーサをチョイスして手札へ加える能力を持つ。
魔眼の蛇神・メドゥーサに関してはメドゥーサ(神撃のバハムート)を参照。
性能に関してはチョイス先のカードと同様だが、今回の『ミスタルシアの英雄』の実装に合わせ、闇夜の姫・ヴァンピィとそちらのチョイス先2種類がまとめて上方修正されたという経緯を持つため、そちらの実装当時よりだいぶ使い勝手が良くなっている。
シャドウバースF
『シャドウバースF』第68話では、夜那月ルシアによって眷属への贈り物がプレイされた。
その際に描かれたヴァンピィの登場バンクでは、歴代のヴァンピィのカードイラスト(吸血姫・ヴァンピィ→紅き血の女王・ヴァンピィ→闇夜の姫・ヴァンピィの順)を思わせるポーズのアニメーションの後に眷属への贈り物の能力が発動するという、かなり気合の入った演出がなされた。
プリンセスコネクト!Re:Dive
2022年6月13日にプリコネR公式Twitterより投稿されたツイートでは、「無邪気な吸血姫」という紹介と共に動画が添えられた。そこでは明らかにヴァンピィを思わせるようなシルエットと「けんぞくぅ」を思わせる台詞が動画内で流れたのだが…。
その翌日となる14日には、神撃のバハムートとのコラボとしてヴァンピィが恒常実装される事が発表された。こちらではグランブルーファンタジーにおける水属性SSRVerを思わせるような、ベスとのペアで参戦する。
詳細はヴァンピィ(プリコネ)を参照。
関連イラスト
関連タグ
グランブルーファンタジー ヴァンピィ(グラブル) ベス(グラブル)
Shadowverse ヴァンパイア(シャドウバース) メドゥーサ(神撃のバハムート)
Vampy…ヴァンピィの英語表記。
Vania…英語版におけるヴァンピィの名前。