曖昧さ回避
日本海軍の空母「大鷹」については大鷹型空母を、これをモチーフとしたブラウザゲーム『艦隊これくしょん』の登場キャラクターについては大鷹(艦隊これくしょん)を参照のこと。なお、どちらも読みは「たいよう」である。
概要
全長(平均):雄50cm 雌60cm
翼開長(平均):雄106cm 雌131cm
カラス程度の大きさの猛禽。漢字では「大鷹」と書くが、実はたいして大きいわけでもなく、日本在来種の鷹の中でもトビより小さい。
実は昔は「蒼鷹(アオタカ)」と書いており、灰色の羽毛が光のあたり具合で青っぽく見えることから名付けられた。これが時代とともに「オオタカ」に訛り、「大鷹」の字が当てられたという経緯がある。
ユーラシア大陸・北アメリカ大陸の亜寒帯から温帯にかけて広く分布し、9つの亜種に分かれる。日本の亜種は白い眉斑と黒い眼帯が特徴である。北海道ではユーラシアの亜種が往来するので別種とされていたが、現在は本州の亜種と同じものとして扱われている。
生態系の頂点の一角を占め、主にハト類、ムクドリ、ヒヨドリなどの鳥を空中で捕らえて食べる。
現在はワシントン条約附属書II類で、日本で鷹狩りに使われているのは輸入した大鷹である。
日本に住む大鷹は、1980年代に生息地の開発などで、一時は日本全国で400羽と言われるほど激減した。しかし、その後の保護活動が実り、現在では関東近辺だけで1万羽ほどにまで回復している。
【大鷹の鳴き声】