概要
霊能力者(シャーマン)が憑依という形で霊に肉体を貸し与え、その霊が生前培った技能を現世に再現させる降霊術。
本来一つの体に二つの魂が入っている状態は不自然なものであり、シャーマンは己の精神を空にする(トランス状態になる)事で霊の魂を受け入れている。
しかし憑り付かせた霊の力を完全再現する『憑依100%状態』になるためには、シャーマン側にも自身の肉体性能を霊の生前に可能な限り近づけるための鍛錬も当然要求される他、精神面でも
①一心同体レベルで互いの意志を同調させる。
②霊の魂を技能を行使するための純粋な道具(データ)として完全に支配する。
③主の度量を示し、霊が無我の境地で滅私奉公してもいいと思えるだけの信頼関係を築く。
等の条件が一つは満たされなければならない。
この憑依合体の上位互換技術として、シャーマン本体ではなく媒介となる道具に持ち霊を憑依させるオーバーソウルが存在し、これを習得する事で初めて一人前のシャーマンと認められる。