プロフィール
概要
ガンダーラ及びその所属チームのリーダー。
全員が神クラスの霊を保持しているというチームのリーダーということもあり、巫力は膨大で神クラスのシャーマンの一人であり、更には死者蘇生の能力も持つ。2001年の本戦中で37歳だが、かなり若々しく、外見は20代前半~後半に近い。
完全版及び公式ガイドブック『マンタリテ』の原色魂図鑑・シャーマンファイルにて『仏ゾーン』の西岸サチが登場し、その紹介文にて、サティがサチの成長した姿であり、さらに「今は持霊となった最初に出会った仏に~」という文章からダイニチが同じく『仏ゾーン』のセンジュの現在の姿であることも判明した。
かつて本誌に掲載されたゲームの広告内でセンジュに対し「随分たくましく成ったのね。」と発言していたこともあった。
『マンタリテ』では、たまに仲間達にカレーを作ってあげるが甘口過ぎて幼いコメリ以外には不評だということが判明した。
上記の通りX-LAWSとは異なり彼らが従えるのは正真正銘の仏である。
その巫力はSF開始時点ではハオにつぐ70万、SF終了時には75万であり、持ち霊ダイニチことセンジュくんは霊力70万とスピリット・オブ・ファイアを倍以上突き放している。
加えてチームメイトの持霊バトウくん及びジゾウクンも霊力65万、さらに他のチームメンバー全員が持霊霊力40万巫力40~50万。
ガンダーラが殺生戒やハオに転生されて逃げられる可能性を気にせずハオの救済も目的としないでハオの抹殺を目指した場合、ハオに勝ち目はないと作者が断言するほどの最強チームである。
- 後に判明したが、サティがシャーマンキングにならなかったのは不都合な事情があったためである。
閻魔大王とは長年の知り合いだが、スピリット・オブ・アースを麻倉葉に届ける際には戦った。これは、閻魔大王がハオとの契約に縛られているため、他に手段がなかったためだとされる。
余談
- 『シャーマンキング』におけるサティの最初の登場の場面は「ブッダがぶった」というダジャレにもなっている。
- ネーミングはかつて存在した総合スーパー「サティ」から(原作連載当時は健在だった)。彼女に限らず、ガンダーラ所属メンバーの名前はスーパー関連が多い。またヒンドゥー教のシヴァ神の妃・サティにも因んでいると思われる。
- Pixiv上においては、イラストを検索する際には「サティ」タグのほうが機能している。
関連タグ
以下、重大なネタバレにつき閲覧注意。
サティがシャーマンキングにならなかった理由や、「フラワーオブメイズ」にてフラ・ヤービス側に自身の意図に反してついている背景には、彼女自身ではどうすることもできない数多の理由があるからである。
現時点では以下の事情が判明している。
- ガンダーラのルーツの一つのインド神話における最高神の一柱であるシヴァ・サハスラナーマによってガンダーラが壊滅し、フラ・ヤービス側に与することを強要され、仲間も奪われた
- ダイニチ(センジュ)がルシフェルの分身の一体であった
- 仏ゾーン自体が、(ガンダーラの起点である)ミスターBの教義を捻じ曲げて人間を支配するための手段の一つとしてフラ・ヤービスによって造られた「仏という名の洗脳装置」である
- サティやガンダーラ自体も自ら知らないうちに、ヤービスのために民衆を洗脳するために働かされていた「駒」であったことが判明したからである。
- シヴァの力が圧倒的であるだけでなく、シヴァやカーリーなどがミスターBを貶めてきたフラ・ヤービスに(どのような理由があるのかは不明だが)与している状況も、サティ達からしたら耐えがたい状況であると思われる。
- 仏ゾーン達も、自分達がヤービスによって造られた「装置」であることは把握しており、何か行動を起こす際は鴨川羊介に取り込まれることを覚悟しなければならないという状況である。
毎日少なくない量の酒を飲むほどに追い詰められていたらしく、心の底では「悪も許容するのが「中道」なのか?」と、「中道」そのものに疑問を持っていることも明らかになった。
後に「最後のガンダーラ」となる中泉八雲を、もう弟子を取ることを断念していたにもかかわらず迎え入れたのは、八雲の心意気と「仏の真の姿」を見る事ができるシャーマンとしての才能である(仏ゾーンの真の姿を視認できるシャーマンは滅多にいないとされる)。
以下、更なる重大なネタバレ注意。
センジュを奪われ、半殺しにされ、強制的にモロクのシャーマンにさせられてしまった。
そして、「ミスターB」がなぜサティを過酷な運命と現在の状況から救うことができなかったのかについても理由があると言及したが、そこにはシャーマンキングですらより上位の存在に逆らえないことが関係していると明かされた。