概要
ギャルの中で、私生活、服装や頭髪などの身だしなみ、自宅や自室が不潔である者のこと。特にゴミ屋敷、汚部屋(おへや、おべや)に住んでいる片付けられない女である率が高い。
例えば長期間入浴しない、髪の毛のフケや爪の垢などが溜まって、体や服についていても気にしない、下着を交換しない、部屋にカビやダニ・ゴキブリ・ネズミなど害虫害獣が発生しても気にしないなど、身の周りが汚くても気にならない「ギャル」のこと。
普段は綺麗好きだが、風邪など病気や怪我で動けない、勉強やゲーム、原稿などの理由で部屋が汚いということもある。
また、「私生活ではずぼらでも、家に友達や恋人など客人が訪れるような時、外行きの時は急に清潔になる」ような、一見身綺麗にしていても普段は…という人もいる。
ゴミ屋敷、汚部屋の主語は人物(部屋の持ち主)ではなく、状況・状態である。このため、「汚部屋で生活するような不潔なギャル=汚ギャル」ではあるが、「汚ギャル=ギャルが部屋を汚くしている」というわけではない。
属性として
入浴しない、下着を交換しないといった行動から、その手のフェチの人からするとご褒美なのか、PixivにおいてはR-18系のイラストの割合が高めである。
属性・ジャンルとしては、上記のような不潔な生活ぶりの「ギャル」のことに加え、「面倒くさがり」・「不潔でも気にならない大雑把さ」・「ずぼら」といった性格・行動の傾向を持った人物、キャラクターや、そのような人を描いた作品ジャンルのことを指すことが多い。
そのほか
なお、身だしなみや部屋の掃除が行き届いていないのは「単に本人がものぐさ、ずぼらだから」というだけではなく、ADHDなど発達障害の特性(片付けている途中で気が散ってしまったり、段取りが苦手だったりといった傾向が強いため)や、うつ病など精神疾患の影響で身の回りのことがままならない、セルフネグレクトに陥ってしまっている人もいる。
さらに、金銭的問題や家族との不和など何らかの事情で自宅に帰れない、あるいは帰りにくい状態にあり、路上やクラブで時間を潰しているため汚ギャルになっていたり「見た目が奇抜で襲われにくい」「不潔感を与えて相手の気分を下げる」といった目的で汚ギャル風に見せたりしていた可能性も一部で指摘されている。ただし、実際にこのような理由(特に後者)があったかについてギャル当事者からの明確な言及はほぼなく、あくまで後年になってからの推測である。
また、ギャルの特徴でもある「日に焼けた肌」や「明るい色に染めた髪の毛」、「濃いメイク」などは、どうしても歯や白眼の色が黄色っぽく見えてしまったり、化粧崩れした際汚く見えてしまったりといったファッション的な都合もある。盛り髪が基本であるため、髪の毛のセットを崩したくないという理由で(入浴はするが)髪をあまり洗わないギャルも少なからずいる(※実際に日本でも、戦前までは庶民が頻繁に沐浴できないため洗髪の機会が少なく、髪に油を塗って固め結い上げるような髪型が普通であり、スプレーやワックスで固めたり編み込んだりするギャルの髪型も似たようなものだと言える)。
これらを踏まえて、ギャル全員が不潔というわけではなく、不潔な人の中にギャルもいるというのが正しいと言えるだろう。
関連タグ
オバタリアン/おやじギャル…汚ギャルの語源と噂されている単語であり、共にバブル期の漫画作品が語源。
学校へ行こう!…みの森田の汚ギャルバスターズなるコーナーがあった。
ゴミドル…部屋が汚いアイドルのこと。多忙で不規則な生活から部屋が荒れてしまうアイドルは意外にも多く、たびたびテレビなどで取り上げられる。