概要
女子会の男子版のようなもので、男性限定の飲み会や食事会など。
女子会ブーム自体は2010年代前後から盛り上がっていたが、男子会もそれに後追いするかたちで提唱されるようになった。
昔は、男性のみの集まりといえば水商売や風俗店に繰り出したり温泉旅館でピンクコンパニオンを呼ぶといった女遊びがセットになっていることが目立ったが、近年では商売女すら抜いた男性のみの趣味の集会を一般的な飲食店で行う人たちも増えている(昔から屋台、酒屋などで女子抜きの男子会はやっていたが、ノンアルコールが出回る前で、ジジ臭くて目立たなかったのであろう)。
例えばスイーツを男性だけで食べにいったり、温泉旅館に男性だけで泊まったりする。
女性がいる場所では話しづらい内容も気兼ねなく話せるとあって人気で、最近は対応したプランを出している店も少しずつ増えつつある。
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ツッコミと現状
ただし、やっていることは「野郎複数人が寄り集まって居酒屋等で愚痴の言い合いや趣味の話などで駄弁っている」だけであり、「それって普通の飲み会や遊行と何処が違うんだよ!?」といった指摘は当初から根強く、女子会ほどブームになったわけでもなかった。
さりげなく書いてきたが、そもそもこれ、長い期間で社会・労働環境で割を食ってきた女性層が互いの傷を舐め合うために(不謹慎な言い方かも知れないが、本当にこうした考察が存在する)考案された女性のみの集いがブームとなったのが女子会だが、
男子会という概念はこのブーム(=流行)の上辺だけをなぞった部分も多く、その意義に関しては(ある意味では女子会以上に)議論がされている。
辛口な批評家からは『リア充や自己が確かな人はそもそもそういった区分け自体を気にしないか、嫌悪する』といった指摘もされていた。
(ダイバーシティ的な観点からは『ジェンダー(性差)でわざわざ区分けすること自体が社会が旧態依然としている証拠』なんて意見も…)
加えて、2020年に入るとコロナ禍と俗称されるパンデミックが発生。これにより、感染爆発を抑えるためにアホらしい生活様式…もとい新しい生活様式が提唱されると同時にテレワークや宅飲みが推奨され、半ば強引に定着。結果として全国の飲食店の利用率自体が激減してしまい、実質的に女子会の後追いであった男子会文化(?)も虫の息状態になっている。