概要
この作品は平成19年から平成22年まで、週刊少年チャンピオンに連載されていたギャンブル漫画。単行本にして19巻である。
獅子堂学園に転入してきた中学2年生のギャンブラー・白鷺杜夢は、「1か月で100円を100億円にする」と宣言する。獅子堂学園の教師である阿鼻谷が送り込む生徒とのギャンブルを描く。終盤では、世界屈指のギャンブラーとの、命懸けの勝負が繰り広げられる。
……と、これだけならただのギャンブル漫画なのだが、この作品最大の特徴は、ことあるごとに美少女のサービスシーンがあることだったりする。
たとえばギャンブルで負けたら脱いだり、命の危険を脱するために脱いだり、ブルマー姿でパンモロしたりと、いちいち挙げていくとキリがない状態である。
主な登場人物
白鷺杜夢
(しらさぎとむ)
主人公。ギャンブルにおいては、自分の命や家宝すら賭ける度胸の持ち主。だが、「自分以外の命は賭けない」のがポリシーであり、持ち前の機転と運で多くのギャンブルに勝利している。
白鷺家の家宝・双鷺(ふたつさぎ)を取り返すことが目的。
獅子堂美華
(ししどうみか)
全国優勝を果たしたテニス部の部長で、学園長の孫娘。頭脳明晰、容姿端麗、さらに運動神経も抜群であり、学園内に親衛隊がいるほどの人気を誇る。
ビクトリーフラッグ編頃から杜夢への恋心が芽生えているが、決してそれを認めようとしない。いわゆるツンデレ。
口癖は「お待ちなさいッ!」。
阿鼻谷零侍
(あびたにれいじ)
悪魔のような顔のハゲた男。獅子堂学園の教師かつ寮監であり、"阿鼻谷ゼミ"(規律を乱した生徒達の集団)の監督者。
かつてリーマン予想(ドイツの数学者ベルンハルト・リーマンによって提唱された、ゼータ関数の零点の分布に関する予想、現実では数学上の未解決問題の一つ)を解決したほどの超優秀な数学者だったが、裏カジノで電気椅子に掛けられるも、その最中に停電が発生して一命を取り留める。
獅子堂勇
(ししどういさむ)
獅子堂学園の学園長。常識や理論よりも「面白いかどうか」を優先してギャンブルを執り行う。
水原和樹
(みずはらかずき)
マッシュルームカットの髪型をしたクラスの委員長。あだ名は「キノコ」。ドスケベ。ネットの脱衣ポーカーサイトでは「カイザー水原」と呼ばれるほどの実力。
作品の特徴およびpixivに関して
この作品では序章編・ブラックジャック編・ビリヤード編・学園祭編・ビクトリー・フラッグ編・OB懇親会編に分けられる。この作品に登場するギャンブルは、実在するものとオリジナルのものが存在する。
なおこの作品、先に解説したような状態であるため、この作品を読む際は周囲に人がいないことを確認したほうが良いかもしれない。
pixivにおいてはギャンブルフィッシュでタグ検索するとR-18とまではいかないもののセクシーな画像が多い(ちなみにR-18比率は1割を超えている)。
関連項目
著作者に関して
項目がないのでここに記述する。
青山広美……漫画家、漫画原作者。ジャンル自体は広く、少女漫画から青年漫画まで執筆経験あり、特にギャンブル漫画で活路を開いている。主として近代麻雀、ビッグコミックスピリッツ、週刊少年チャンピオンなどで活躍。代表作「トーキョーゲーム」「バード 〜砂漠の勝負師〜」「ギャンブルフィッシュ」他
山根 和俊……漫画家。萩原一至のアシスタントを経て週刊少年ジャンプで漫画を描くものもあまり受けず、月刊誌に移動、その後週刊少年チャンピオンに移動資本作品を描く。また、初期にウルフチームにアルバイトとして勤務、エル・ヴィエントなどのイラスト等を担当したりしている。代表作:「ガンリュウ」「ギャンブルフィッシュ」他